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JRA「珍記録」は武豊VS川田将雅の一騎打ち!? 全国7レース完全制覇へ…凱旋門賞よりもハードルが高いかもしれない前人未到の記録

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川田将雅騎手

 16日に名古屋競馬場で行われた名古屋大賞典(G3)は、川田将雅騎手の1番人気ハギノアレグリアスの勝利で幕を閉じた。

 また、週末の19日には天皇賞・春(G1)の前哨戦として有名な阪神大賞典(G2)の開催が予定されており、今週は何かと「〇〇大賞典」というワードを目にしたはずだ。

 昨年、ボートレースで大阪府都市競艇企業団設立70周年記念住之江大賞典が開催されるなど、競馬以外の競走でも度々登場する大賞典。特に競馬ファンには長年親しまれており、名古屋大賞典や阪神大賞典の他にもJRAでは京都大賞典(G2)、小倉大賞典(G3)、新潟大賞典(G3)、地方交流重賞でも東京大賞典(G1)、白山大賞典(G3)が行われており、現行では合計7つもの「大賞典」が存在している。

 そこで気になるのは「これら『大賞典』をコンプリートしている騎手がいるのか」という点だ。

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武豊騎手 撮影:Ruriko.I

 結論から述べると、残念ながらコンプリートしている騎手はいない。完全制覇に最も近いのは大方の予想通り、あらゆる騎手記録を保持しているレジェンド武豊騎手だ。

 2007年を最後に勝利から遠ざかっているとはいえ、やはり「長距離は騎手で買え」ということだろうか、阪神大賞典8勝は文句なしの現役最多だ。それを超えるのが、自身の初重賞でもある京都大賞典の9勝。小倉大賞典では“小倉三冠”を成し遂げたメイショウカイドウとのコンビが思い出されるが、やはりレコード勝ちしたサイレンススズカとの1998年が強烈なインパクトを残している。

 また、武豊騎手といえば交流重賞における勝負強さも有名。スマートファルコンで連覇した東京大賞典を筆頭に、アウォーディーと名古屋大賞典、ケイティブレイブと白山大賞典を勝利しており、完全制覇にリーチが掛かっている状態だ。

 だが、最後に残った新潟大賞典は武豊騎手にとって極めて高い壁となっている。

凱旋門賞制覇よりもハードルが高いかもしれない…

 JRA重賞通算352勝を誇るレジェンドジョッキーにとって、本来であればG3制覇など造作もないことだろう。ワンチャンスあれば、あっさりとコンプリートを達成してしまう可能性も十分だ。

 しかし、そのワンチャンスがない。

 その名の通り新潟競馬場で行われる新潟大賞典だが、新潟は主に関東所属の騎手が遠征するローカルだ。近年10年で関西所属の武豊騎手が新潟競馬場で騎乗したのは、合計わずか29鞍。遠征回数は5回しかない。ましてやローカル開催が主流の夏競馬ならまだしも、新潟大賞典はG1シーズン真っ盛りの5月に行われる。武豊騎手が新潟大賞典に騎乗したのは0回……そもそも挑戦する機会が巡ってこないのだ。

 さらに輪をかけて新潟大賞典制覇を難しくしているのが、このレースが日曜日に行われていることにある。同日の東京ではNHKマイルC(G1)が開催されており、トップジョッキーの最優先は当然そちらだ。

 これらを総合的に考えると、武豊騎手にとっては悲願の凱旋門賞制覇の方がよほど現実味があるかもしれない。

「記録コレクター」とさえ言われる武豊騎手でさえ難しいのであれば、大賞典コンプリートはもはや実現可能なのでは――。そんなことはない。現在のジョッキー界は“川田将雅時代”であるはずだ。

 昨年は最多勝、最多勝率、最多賞金の三冠。史上4人目となる騎手大賞を獲得して、武豊騎手らレジェンドと肩を並べた川田騎手。今年もリーディング首位をキープしており、今最も信頼できる騎手と言えるだろう。

 そんな川田騎手が近年、恐ろしいほどの成果を上げているのが交流重賞だ。

 この日に勝利した名古屋大賞典はこれで4連覇。白山大賞典も2020、21年に連覇している。意外なことに東京大賞典は未勝利だが、これはM.デムーロ騎手とオメガパフュームが頑張った(4連覇)した影響が大きい。そのオメガパフュームと入れ替わるように昨年の東京大賞典を制したウシュバテソーロが、川田騎手との新コンビで今春のドバイワールドC(G1)に挑戦することが決定。年末の大一番の勝利は時間の問題だろう。

 JRAでは何と言っても、武豊騎手にとって最大の障壁となっている新潟大賞典をすでに勝っている点が大きい。また、九州出身の川田騎手は小倉の重賞にも積極的に参戦しており、フェブラリーS(G1)の同日開催である小倉大賞典は4勝もしている。

 京都大賞典ではラブリーデイのエピソードが有名だ。宝塚記念(G1)から連勝を飾ったものの、本番の天皇賞・秋(G1)直前に無念の騎乗停止……浜中俊騎手が見事に代打の役割を果たした。

 そんな川田騎手にとっての最後の関門になりそうなのが、今週末の阪神大賞典だ。

 今年もすでに重賞4勝と大レースでも抜群の信頼感を発揮している川田騎手だが、こと3000m以上の重賞になると、最後に勝ったのがビッグウィークの2010年菊花賞(G1)であり、これが唯一の勝利となっている。

 それだけに一部の競馬ファンの間では「長距離レースに弱い」と重箱の隅をつつかれている川田騎手だが、今週の阪神大賞典で騎乗するボルドグフーシュは1番人気濃厚の強豪だけに、あっさりとリーチを掛ける可能性は十分あるだろう。

 他にもC.ルメール騎手や岩田康誠騎手など、勝負強いトップジョッキーにもチャンスは残されているが、やはり『大賞典コンプリート』は武豊騎手と川田騎手の一騎打ちとみるのが妥当だろう。俄然有利なのは川田騎手だ。

GJ 編集部

GJ 編集部

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