
【オークス1点勝負】武豊もルメールも消し! リバティアイランドと「あの馬」に突っ込む!

リバティアイランドの相手探しが焦点となる今年のオークス(G1)。
条件的には桜花賞(G1)よりも明らかにオークス向き。2400mの距離に対する未知な部分はあるものの、それはどの馬も同じ。ならば血統的にも、これまでの走りからもリバティアイランドが2着を外すとは考えにくい。状態に関しても中間の追い切りが抜群で、不安らしい不安は見当たらない。
となれば、このオークスはリバティアイランドを軸に1点で勝負できるのではなかろうか。これは桜花賞、そしてトライアルのフローラS(G2)が終わった時に感じていたことであり、枠順の決定をもってさらに確信したことでもある。
競馬において最も効果的な儲け方は、最少点数で的中させることだ。
馬連なら当然1点。点数が8点や10点に増えればそれだけ資金が分散されるわけで、結果として的中した時の見返りは少ない。少点数で資金を集中して的中させることができるなら、それが最も理想的な買い方なのだ。
今回のオークスはリバティアイランドという絶対的な軸馬がいるので、相手は1点に絞り込みやすい。そこでさまざまな情報やデータを徹底的にチェックし、オークスは馬連1点で一攫千金を狙うこととした。
問題の相手だが、前走から見てみるとオークスで好走するのは、そのほとんどが桜花賞組。他にはフローラS、スイートピーS、フラワーC(G3)、忘れな草賞組もいるが、過去10年で桜花賞組が7勝と圧倒している。
今年の桜花賞は上位組と下位組に差があり、7着以下からの巻き返しは困難と判断。リバティアイランドから0.6秒以内の2着コナコースト、3着ペリファーニア、4着ハーパー、5着ドゥアイズ、6着シンリョクカまでが最初の相手候補となる。

ほとんどの馬にとって初体験となる2400mを考えると、オークスでハイペースになることは考えにくく、流れは落ち着きやすい。ただしフローラSがゴールデンハインドの逃げ切りだったことを考えると、各馬の仕掛けは早く、上がりの勝負が求められる展開になるだろう。その観点で考えれば、桜花賞で速い上がりを使った馬が上位の評価。唯一32秒台の豪脚を使ったリバティアイランドは別格だが、上記5頭で33秒台の脚を使ったのはシンリョクカしかいない。
2着コナコーストは34秒5で、これは桜花賞出走馬18頭中12位。34秒1だった3着ペリファーニアと5着ドゥアイズは7位、4着ハーパーは9位となっている。この上がりで2着だったコナコーストは展開に恵まれた部分が大きく、オークスでは危険な人気馬になる可能性がある。それはハーパーも同様で、桜花賞よりオークス向きと陣営が語っているようにこの条件はプラスになるだろうが、現時点ではまだ力不足の感が強い。
またコナコーストは今年4戦目で大きな上積みは考えにくく、ペリファーニアは新馬戦以外で2着以内に好走しておらず、鞍上の横山武史騎手が「2400mは長い」と話していることからも、善戦は見込めるものの2着は厳しいと判断。ドゥアイズはデビューから6戦して1度も33秒台の脚を使ったことがなく、速い上がりが求められる今回は厳しそう。
桜花賞で全体3位となる33秒8の脚を使ったシンリョクカは、阪神ジュベナイルF(G1)で2着の実績があり、当初は桜花賞でも有力馬の一角であった。しかし賞金的に除外対象となってしまい、他馬が直前に回避したことでギリギリ出走できた経緯がある。
もともと出走が確定していなかったことで桜花賞は目一杯の仕上げが出来ず、100%の状態ではなかった。一方、今回のオークスは当初から賞金的に出走が確定しており、しっかり乗り込むことができ前走以上の状態。さらに桜花賞が休み明けであったことを考えると、叩き2戦目の今回は大きな上積みが見込める。
そして全馬に共通して言えることだが、東京コースの経験と実績も重要だ。
PICK UP
Ranking
5:30更新「遅れてきた大器」が秋の逆転に好発進…シュネルマイスター凌ぐ32秒7の切れ味にC.ルメールも手応え十分、敗れた相手も「今日は相手が悪かった」
幸運の「○番人気」はそろそろ無視できない?直近1カ月でG1を3勝、重賞5勝…の大活躍
武豊「絶賛の嵐」で川田将雅&池添謙一にとばっちり!?「これ見ると、武豊のすごさがわかる」大好評のジョッキーカメラでまさかのアクシデント
- 「悲しいです」悲運の“裏切り女王”の遠い春…G1で1番人気2回、2番人気2回、3番人気1回「大器」の待たれる完全燃焼
- 武豊が立ちはだかる無敗の三冠、今年のジャパンダートダービー(G1)は「史上空前」のハイレベル濃厚…「賞金5割引」の栄誉はラッキーかアンラッキーか
- 「追い切り代わり」のノーステッキ大楽勝、ソングライン凌ぐ瞬発力! グランアレグリアやサリオスもデビューした注目舞台に来年のクラシック候補が早くも登場
- 宝塚記念(G1)父キタサンブラックも惨敗…イクイノックスに降りかかる「不吉データ」とは
- 「やってしまった」絶好調D.レーンに迫る暗い影…JRA「新ルール」に適応できず、来年の日本参戦を懸けた薄氷のラストウィークへ
- 「またマイルで頑張りたい」武豊の言葉に別れの予感…ジェニュイン、ダイワメジャー、カンパニーが歩んだローテも急浮上? 「父子の絆」でコンビ再結成もあるか
- 「あの武豊が乗ってくれます。信じられません」まさかのサプライズに祝福の嵐!「身の程知らずとは私のこと」から大逆転…発端は超大物オーナーの鶴の一声
関連記事
リバティアイランド「魔の5番枠」はギリギリアウト? アーモンドアイ、ブエナビスタ級なら吉兆も…2000年以降のオークス勝利はただ1頭
「ハナ+アタマ+ハナ+アタマ」エアグルーヴ、ドゥラメンテ、そしてリバティアイランド。28頭立て“命がけ”のオークスをダイナカールが制した意味【競馬クロニクル 第9回】
オークス(G1)「終わってみれば簡単」のオチに要注意!? 気付いていれば先週は1点で的中も…唯一「リバティアイランドより切れた」馬が赤丸急上昇
JRAオークス、社台ファーム陣営が川田リバティアイランドを封じ込める策!? 蘇るのはハープスターの悪夢かジェンティルドンナの歓喜か
デビューから22連敗…「武豊ですら」苦しんだ府中2400m、31年前のオークス(G1)で霧散した親子クラシック制覇の夢