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「空気を読めない」投票結果に非難轟々!? 昨年のアーモンドアイに続きコントレイルも落選、対象外ステイゴールドに投票した記者とファンの間に温度差

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アーモンドアイ

 6日JRAから発表された2023年度における顕彰馬の選定結果。得票数200票(96.6%)の支持を集めたアーモンドアイが無事選ばれた。本馬は現役時代に国内外でG1・9勝を挙げている名牝。これにより2020年のキタサンブラック以来、史上35頭目の顕彰馬となった。

 昨年は顕彰馬の選定記者投票で144票にとどまり、規定となる投票者202人の4分の3以上(152票)に届かず落選。実力も実績も申し分ない歴史的名馬の落選には、ファンから不満の声も上がった。

 それもそのはずだ。投票権を持つ記者の中には、アーモンドアイが選出対象に加わったことを知らなかった者もいたようで、投票権を持たないファンからしたら、文句のひとつも言いたくなるだろう。幸か不幸か、この一件が各紙で採り上げられたこともあってか、今年は“無事に”選出されることとなった。

 その一方で、あれから1年経過した今年もまた、顕彰馬に選定されてもおかしくない実績の持ち主が落選してしまったことには違和感が残る。

「空気を読めない」投票結果に非難轟々!? 昨年のアーモンドアイに続きコントレイルも落選、対象外ステイゴールドに投票した記者とファンの間に温度差の画像2
コントレイル

 なぜなら選定候補として名を連ねていたコントレイルが、アーモンドアイに次ぐ155票を集めながらも、全体の4分の3以上を求められる156票にあと1票足りなかったからである。

 過去には2012年のエルコンドルパサーが2票足りなかったケースも見られるが、わずか1票差での落選は史上初。レースに例えれば写真判定の結果、数センチ差のハナ差負けといったところか。

 改めて浮き彫りとなったのは、投票権を持つ記者たちのファンを代表しているという自覚の薄さではないだろうか。彼らは10年以上、競馬報道に携わっているマスコミや新聞関係者だが、選定結果を熱心に見守るファンに比して、自身の想いを優先し過ぎている傾向も感じる。

 ちなみに以下は選定基準の説明だが、JRAの説明によると「中央競馬の競走馬登録を受けていた馬、2002年4月1日から2022年3月31日の間に競走馬登録を抹消した馬」が対象で次のような条件が定められている。

(1)競走成績が特に優秀であると認められる馬
(2)競走成績が優秀であって、種牡馬又は繁殖牝馬としてその産駒の競走成績が特に優秀であると認められる馬
(3)その他、中央競馬の発展に特に貢献があったと認められる馬

※現役馬および競走馬登録抹消1年未満の馬は選考対象外。

「空気を読めない」投票結果に非難轟々!?

 ところが、今年から対象外とされていたステイゴールドとクロフネのうち、ステイゴールドに3票も入っていたのだから問題だ。こちらについてはJRAのホームページ上から現在は削除されており、『対象外の馬の記載があったため、「得票数一覧」を差し替えいたしました』という注記がされている。

 結果的に無効票となってしまった訳だが、ステイゴールドの対象外に気付いていなかった記者がいたという事実は、ファンから非難されても致し方のないことである。ネットの掲示板やSNSなどでは、一部のファンから「事前の確認を怠った記者の投票権を剥奪すべき」という少々過激な意見も出ていた。

 ただ、投票権を持たないファンだからこそ、記者に自分たちの意見を代弁して欲しいという想いは少なからずある。だからこそ、こういった杜撰な対応と受け取られてもやむを得ない過ちは注意すべきだろう。

 そして、競馬に携わる者として多くのファンの想いを背負っている事実も頭の片隅にでも入れておいて欲しいとファンが願うのは、おかしなことではない。勿論、個人の想いを優先するなとは言わないが、少しは“空気を読んで”もいいはずだ。そういった意味でも記者とファンの間に温度差が浮き彫りとなった結果といえる。

もし無効になった3票のうち、1票でもコントレイルに投票されていれば、2年連続でこのような “悲劇”は繰り返されなかったかもしれない。

黒井零

1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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