GJ > 競馬ニュース > 「ぜひ乗ります」今村聖奈があの大物個人馬主と2度目の重賞タッグ!? 思い出の舞台で見えた重賞2勝目!
NEW

「ぜひ乗ります」今村聖奈があの大物個人馬主と2度目の重賞タッグ!? 思い出の舞台で見えた重賞2勝目!

【この記事のキーワード】, ,

「ぜひ乗ります」今村聖奈があの大物個人馬主と2度目の重賞タッグ!? 思い出の舞台で見えた重賞2勝目!の画像1

 先週末に開幕した夏の小倉開催、通称「夏コク」。九州の競馬ファンには寂しい話ではあるが、今年は昨年の8週間から4週間と大幅に短縮して行われる。

 その初日の6R・2歳新馬(芝1200m、牝馬限定)を勝利したのは、ヴィクトワールピサ産駒のセイウンデセオ(牝2歳、栗東・吉村圭司厩舎)だった。

 3枠4番から好スタートを決め、ハナを主張したセイウンデセオ。序盤は3頭が横に並ぶ展開だったが、最初のコーナーまでにハナを奪い切り、前半3ハロン33秒9のハイラップを刻んだ。その後は終始1馬身ほどのリードを保ったまま直線を向くと、最後まで後続に並ばせず、道中2~3番手を追走したミライハーモニーの追撃を1馬身差で退けた。

「この馬はテンからダッシュがつくような馬ではありませんから、気合いをつけて出していきました」

「ぜひ乗ります」今村聖奈があの大物個人馬主と2度目の重賞タッグ!? 思い出の舞台で見えた重賞2勝目!の画像2
今村聖奈騎手 撮影:Ruriko.I

 レース後、そうコメントしたのはセイウンデセオに騎乗した2年目の今村聖奈騎手だ。

 強気にハナを主張した理由を「今朝、馬場を歩いたら、去年のような前残りの馬場と感じました」と明かした。「水曜日の追い切りでゲートを出しているぶん、反応も良かったです」と調教時点から馬の特徴も把握していた様子で、まさに会心の逃げ切り勝ちだったに違いない。

 さらに「2歳離れして乗り味も良い馬です。緩いところがあるぶん、将来的にまだまだ楽しみな馬です」と、次走以降の走りにも大きな期待を寄せた。

 そんな今村騎手とセイウンデセオの勝利を誰よりも喜んだのは同馬を所有する西山茂行オーナーだろう。

 レース当日の夜に西山オーナーは自身のX(旧Twitter)を更新。「今村聖奈ファンになりました」と投稿するとともに『西山茂行オフィシャルブログ』には、今村騎手とのタッグで初勝利を挙げた思いの丈を綴っていた。

「西山茂行と吉村調教師は開業以来の付き合いだがこれが初勝利。そして今村聖奈騎手とも初勝利。わしは東京で用があり口取りに行けなかったのが残念だが、それにしても勝った時の笑顔の可愛い騎手ですね(原文ママ)」

「西山オーナーは以前から今村騎手の能力を高く評価していて、今年3月のフィリーズレビュー(G2)では、ニシノトキメキの鞍上を今村騎手に託しています。その際、『繊細な牝馬なので、あたりの柔らかい女子が合うだろう』とブログにも記していたように、今後も牝馬には今村騎手を指名する機会も増えそうです」(競馬誌ライター)

思い出の舞台で見えた重賞2勝目!

 そして、西山オーナーはセイウンデセオの次走について、レース後すぐに小倉2歳S(G3)を目標にすることを決断したようだ。日曜深夜に更新した前出のブログで、西山オーナーは吉村調教師に「次走は小倉2歳ステークス、今村聖奈は乗れるのかな?」と相談すると、ほどなく「ぜひ乗ります」と今村騎手から快諾を得たことを明かしている。

 今村騎手といえば、昨年7月に重賞初騎乗のCBC賞(G3)を制覇。一躍時の人となったが、その後は重賞では掲示板すらなく、目下17連敗中と苦戦が続いている。

 しかし、小倉2歳Sが行われる小倉芝1200mは、昨年のCBC賞を勝った思い出の舞台。それだけに、今村騎手としても勝機を見いだしたいところだろう。

 そして西山オーナーにとっても、今村騎手との口取りを次こそかなえたいはず。注目のタッグが夏コクの最終週を沸かせることになるのか、要注目だ。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

「ぜひ乗ります」今村聖奈があの大物個人馬主と2度目の重賞タッグ!? 思い出の舞台で見えた重賞2勝目!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!