JRA「好走の番」ペルシアンナイトの圧倒的パターン……大阪杯(G1)昨年2着も今年は「よりいい」?
G1レースで度々好走するが、勝ち切るだけの力はない穴馬タイプではない。皐月賞は同厩のアルアインの2着に負けたが、下がってから伸び返してきたアルアインの出し抜けを食らったもの。レース後のインタビューで池江調教師は「ペルシアンナイトばかり見ていたのでアルアインが勝ったのがわからなかった」と語った。早くからペルシアンナイトの素質を買っていたことがわかる。
惜しかったのが昨年のマイルCS。直線でW.ビュイック騎手が騎乗するステルヴィオに外からフタをされ、一瞬、馬群に閉じ込められてしまった。もちろん、称賛されるべきビュイック騎手のファインプレーだが、外に出されると勝ったステルヴィオにアタマ差まで迫っている。
昨年の大阪杯では鞍上福永祐一騎手が中団の内目で脚をじっくり溜め、直線で外目に出すとよく伸びて鞍上M.デムーロ騎手のスワーヴリチャードに3/4馬身差の2着。3着以下の馬たちとの力量差は示したが、どう乗っても勝つのは不可能だったように見えた。東スポのYouTube動画で池江調教師も「本質はマイル」と言っている。今年も馬券は2着で買うべきだろうか。
最終追い切りは栗東・CWで6F84秒0-1F11秒5。直線では首を低く沈め大きなストライドで豪快に伸びた。レース本番でもアタマに突き抜けられそうな勢いだったので、馬券はアタマまで想定したほうがいいのかもしれない。
鞍上のM.デムーロ騎手は不調説がささやかれている。しかし、不調説が蔓延したところで爆発するのがこのジョッキー。勝てば昨年のスワーヴリチャードに続く大阪杯連覇となる。良き相棒デムーロ騎手に導かれ2つ目のG1をもぎ取りたい。