大魔神佐々木主浩氏所有の期待馬「インヴィクタ」が日曜札幌でデビュー! 負けられないある意味重い「宿命」あり?
7日に行われる札幌5Rの新馬戦には、あの”大魔神”佐々木主浩氏の所有馬がデビューする。
佐々木氏といえば、ヴィルシーナにシュヴァルグランなど重賞ウィナーを所有していることでもおなじみだが、今回デビューするインヴィクタも、大きな期待のかかる1頭だ。
管理するのは友道康夫調教師だが、ヴィルシーナとシュヴァルグランも同じく友道師の管理馬で、いわばオーナーとの「名タッグ」と表現することもできるだろう。インヴィクタの母馬であるラスティングソングがヴィルシーナの叔母ということもあり、血統的にもゆかりがある。
オーナーの知名度も相まって大きな期待を背負うインヴィクタだが、現状重賞ではなかなか活躍できないハービンジャー産駒である点がファンからはかなり不安材料として懸念されているようだ。「この一族にしては馬体の幅もしっかりしているし、やるごとに良くなっています」と厩舎スタッフは語っているが、評価通りの走りを見せてくれるか注目が集まる。
短期間で既に重賞、G1すらも勝利するなど”ヒキ”の強い佐々木氏であれば、突き抜けられないハービンジャー産駒でも大物を輩出できるかも……と想像してしまうが、何よりこの馬、すでに「絶対に負けられない」宿命を背負ってもいる。
インヴィクタ、この名前はラテン語で「無敵」というもの。1度でも負ければ「敵、いるじゃん」となってしまうのである。名前の高いハードルをまず越えられるか、日曜のレースが楽しみだ。