GJ > 競馬ニュース > アーモンドアイ「出資者の苦悩?」  > 2ページ目
NEW

JRA「出資者の苦悩?」アーモンドアイ「凱旋門賞(G1)挑戦」大号令がまだ出ない理由

JRA「出資者の苦悩?」アーモンドアイ「凱旋門賞(G1)挑戦」大号令がまだ出ない理由の画像2

 たしかにアーモンドアイのドバイターフは、余裕を持って勝ったようにも見えた。こうなると否が応でも期待が高まり、陣営としても『凱旋門賞』を大目標として打ち出してもよさそうなものだ。しかし、そんな景気のいい話はまだ聞こえてこない。

「今朝、栗東のトレセンで、国枝調教師は取材陣からアーモンドアイの近況などを聞かれていました。ですが、『まずは馬の状態を確認してから』とし、『そこからオーナーサイドと詰めていきたい』と次走について明言を避けています。

 アーモンドアイが、凱旋門賞に挑むに値する能力を持つことは疑う余地がないでしょう。ですが、本馬を所有するシルクレーシングはクラブ法人です。いわゆる一口馬主で形成され、複数のオーナーによって成り立っています。そのため、個人のオーナーよりも『いかに効率よく賞金を稼げるか』が重視される傾向が強く、”チャレンジ”には消極的になりがちです。

 出資者からすれば、『わざわざ凱旋門賞に挑戦しなくとも、国内のG1を連戦したほうが消耗も少なく、獲得賞金額も多くなる』という考えもあるでしょう。またドバイには参戦しましたが、ここは招待競走なので輸送費用、現地滞在費などは先方が持ちます。ただ今度の凱旋門賞は招待ではないこともあり、多額の遠征費が出資者にのしかかりますからね。二の足を踏みたくなる気持ちもわかりますよ。

 それらのリスクを出資者に背負わせてまで、凱旋門賞に挑戦するのか。この決断には時間がかかるでしょうね」(競馬記者)

 凱旋門賞でその勇姿を見たいものなのだが……。

JRA「出資者の苦悩?」アーモンドアイ「凱旋門賞(G1)挑戦」大号令がまだ出ない理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 「上村先生やったらしゃあない」最高額1億円馬は熱血調教師の“情熱爆発”で誕生!? ベラジオオペラ陣営の爆笑エピソード【特別インタビュー】
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. 皐月賞(G1)超新星ベラジオオペラを巡る「絆」のサクセスストーリー。JRA未勝利馬主が大勝負に出た理由、そして運命の出会い【特別インタビュー】
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. 宝塚記念(G1)ベラジオオペラが武豊×ドウデュース「1強」に待った!「チーム・ベラジオ」が成し遂げた快挙と、陣営ならではのホンネ【特別インタビュー】
  8. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  9. JRA横山和生「美人過ぎる」あの有名バレットと結婚してた!? 当時は競馬ファンの間でも話題、タイトルホルダー活躍の裏に「内助の功」効果バッチリ
  10. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客