JRA藤田菜七子「痛恨出遅れ2着」コパノキッキング東京スプリント制覇ならず。勝ったのはキタサン!
10日に開催された東京スプリント(G3)は、4番人気のキタサンミカヅキ(牡9 船橋・佐藤賢二厩舎)が直線で抜け出して勝利を飾った。鞍上は森泰斗騎手。
2番人気に推され「女性初グレード制覇」が期待されたコパノキッキング(セ4 栗東・村山明厩舎)は、最後の直線で追い込むも1馬身届かず2着。3着には1番人気で武豊騎乗のヒロシゲゴールド(牡4 栗東・北出成人厩舎)が入った。
藤田菜七子騎手、そしてコパノキッキングとしては痛恨の「出遅れ」だった。1200mではまさに命取り。直線の脚色が他馬と段違いだったことを考えれば「あの出遅れがなければ……」と思わずにはいられないレースだったといえる。初の重賞1番人気、緊張もあったかもしれない。
菜七子騎手としても、出遅れつつ精一杯の騎乗は見せた。向正面では出遅れを取り返すべくインコースの中団まで前目まで迫り、最後の直線ではスムーズに外へ。しかし、雨で水のたまった馬場では持ち前のキレ味もやや削がれた格好だった。
勝ったキタサンミカヅキはこれで交流重賞3勝目。中央勢とも互角以上のレースを展開している。北島三郎オーナーVSDr.コパオーナーの対決は、前者に軍配が上がった。