世界最強ダート馬のカリフォルニアクロームが今年度の引退撤回か 「現役強行」の理由は来年新設「ドリームレース」の超高額賞金
世界最強ホースも、やはり”マネー”の力には勝てないのか……。
今年のドバイワールドカップ(G1)をレコードで圧勝し、現在ダート馬で世界最強の評価を受けているアメリカの2冠馬カリフォルニアクロームは当初、今年一杯での引退が予定されていたが、どうやら来年も現役を続行する可能性が高まってきたようだ。
今年上半期の「ロンジンワールドベストレースホースランキング」で日本のエイシンヒカリに次ぐ、第2位に評価されたカリフォルニアクローム。ダートでは世界一の評価となるが、ドバイワールドカップからの復帰戦として7月23日にサンディエゴH(G2)に出走。見事、完勝している。
当面の目標は8月20日にサンディエゴHと同じデルマー競馬場で行われる「真夏のダート最強馬決定戦」パシフィッククラシック(G1)。順調にいけば、その後はステップレースを挟んでブリーダーズCクラシック(G1)で現役を終える予定だった。
しかし、カリフォルニアクロームがサンディエゴHを勝利した後、管理するアート・シャーマン調教師が来年の現役続行を示唆。「世界チャンピオンの種牡馬入り」というプランを崩してまで現役にこだわる理由は、どうやら来年1月に新設される「ドリームレース」に出走するためのようだ。
以前にも本サイトの『出走するだけで「1億円」の支払い!? 世界最大「賞金総額13億円→コチラ」のレース誕生に世界中の競馬関係者が騒然(リンク)』で紹介したが、北米最大の競馬運営会社であるストロナックグループの主催で新たに創設される第1回『ペガサスワールドカップ(WC)』が、今後のカリフォルニアクロームのターゲットになる可能性が高まってきた。