JRA藤田菜七子「大スランプ」原因は周囲のやっかみ!? 73連敗で4月勝利なし……「大外分回し連発」は本人だけの問題ではない?
「3着以下は7馬身以上、突き放しているように力は抜けていたんですが、今日はエリンアクトレスの方が一枚上手でしたね。ファムファタルと藤田菜七子騎手に楽なレースをさせなかった、丹内祐次騎手の騎乗も見事でした。
それにしても菜七子騎手が、ここのところ勝利から遠ざかっていることは気になりますね。
今年の3月1日から女性騎手による新たな減量制度の見直しがあり、菜七子騎手も3月は5勝と、いきなり”効果”が表れていたんですが……」(競馬記者)
デビューから6勝→14勝→27勝と着実な成長を見せている藤田菜七子騎手。減量制度の見直しもあり、3月までに8勝を上げていた際は「自己ベスト更新は確実」と思われていたが、ここにきて急ブレーキがかかっている。
その間、1番人気が4回、2着が5回と勝てそうなチャンスはあったのだが……。
「連敗期間中の中でも、コパノキッキングで挑んだ東京スプリント(G3)を取りこぼしたのが特に痛かったですね。
ここまで1200mのレースでは負けたことがなかったコパノキッキングでしたが、スタートで出遅れてしまい、最後は後方から追い上げたものの届かず2着……。藤田菜七子騎手も『今日は負けてすごく悔しい』とコメントしていましたよ」(同)
また東京スプリントを始め、藤田菜七子騎手の騎乗は「勝負所で大外を回す競馬」が目立つ印象だ。
力のある馬ならそれでも勝負になるが、やはり距離のロスは痛い。一部のファンからは菜七子騎手が「馬群に入るのを怖がっているのでは」という声も聞かれるが、どうやらそればかりでないようだ。
「菜七子騎手が怖がってるというよりは、周りが怖がってる感じだね。中には『ケガをさせたくないから、インを突くのはやめてくれ』という”文句”もあったみたいだよ。
騎手としてやっていく以上、それでも(インコースに)行かないとダメだし、行かないのは本人の問題もあるんだろうけど、まあ”やっかみ”だよね」(別の記者)
この日は勝つことが出来なったが、通算55勝のうち17勝を上げるなど、藤田菜七子騎手が得意としている新潟競馬が今週から開幕。29日に開催される「平成最後の競馬」で再び新潟に騎乗するだけに、平成最後の勝利を飾っておきたい。