韓国競馬コリアC参戦のクリソライトに「日本人の韓国競馬騎手」藤井勘一郎が騎乗。夢の「JRA移籍」へ重要なステップに?
ダート戦線における強豪の1頭であるクリソライトが、9月11日の韓国競馬コリアCに出走するのだが、騎乗するのは韓国で活躍する日本人ジョッキー、藤井勘一郎騎手である。
奈良県出身の藤井騎手はオーストラリア、シンガポール、韓国で騎乗してきた国際色豊かな騎手である。韓国では2012年、日本では有馬記念に該当する「グランプリ」を勝利、翌2013年に韓国人以外では初めて「韓国ダービー」を制覇するなど、韓国でかなりの実績を残している騎手だ。
藤井騎手は2009年にもJRAの騎手試験を受けているが、そのときは不合格。現在でも中央競馬への憧れが強く、中央ジョッキーになることを夢見ているようだ。
今回騎乗するクリソライトは中央G1勝利こそないものの、長期間ダート競馬の一線級で活躍する一頭であり、日本で知名度も高く、今回の韓国参戦は注目されている。ここで藤井騎手が勝利に導けば、同馬はもちろん騎手の存在もクローズアップされるに違いないだろう。JRA試験とは直接関係はないだろうが、日本での知名度UPは中央移籍のステップとしては重要ではないだろうか。
競馬の「日韓戦」に、両国に通じている日本人騎手が騎乗。何とも不思議な感じである。