JRA京都新聞杯(G2)令和初のJRA重賞馬を「関係者情報」で狙い撃ち! 良血馬祭になるのか
「皐月賞は16番手で進むも、鞍上の田辺裕信騎手が『馬場固めで止まらない流れ』だと判断し、早めに自分から動いて外を回りながら6着。掲示板には載らなかったものの、非凡な力があることを証明しています。
今の京都競馬場は時計が速いといわれていますが、そこを重視してただ前に行くと脚質的にこの馬の持ち味を消しかねません。ポジション取りが重要でしょうね」(競馬記者)
今回は田辺騎手から松山弘平騎手に乗り替わり。松山騎手はテン乗りとなるが、日本ダービーもかかる大事な一戦で結果を残すことができるだろうか?
相手筆頭「○」には、9番の遅れてきた素質馬フランクリン(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)を挙げたい。
フランクリンは父ディープインパクト、母ロベルタ、母父はブライアンズタイムという血統。高い期待がかけられていたものの、昨年9月のデビュー戦(芝1800メートル)は4着に終わっていた。
さらにその後、ノドの手術を行ったため、次走は今年の4月3歳未勝利戦(芝1800メートル)までずれ込んでしまった。ライバルからは遅れてしまったものの、その復帰戦では後方から競馬を展開し、最後の直線で34.8秒の末脚で快勝。素質の高さを見せつけている。
「母ロベルタには今まですべてディープインパクトが種付けられています。これまでクラシックに進んだ兄弟はいませんが、期待の繁殖であることは間違いないですね。
スタッフは『前走はノドの手術明けだったのに段違いの力を見せてくれた。潜在能力は重賞級』と満足気。今回は格上相手となるものの、『好勝負してくれるのでは』と自信をのぞかせていましたよ」(競馬誌ライター)
全兄フランツは昨年、このレースで1番人気に支持されたものの、10着と惨敗。全兄の無念を晴らす走りが期待される。