JRA京王杯SC(G2)トゥザクラウンに危険信号!? 関係者情報から狙いは「府中リピーター」
「○」には6番ロジクライ(牡6歳、栗東・須貝尚介厩舎)を推したい。
昨年、自己条件戦を連勝し、マイラーとして頭角を現したロジクライ。OP入り後は、マイラーズC(G2、芝1600メートル)こそ7着に終わったものの、中京記念(G3)2着、オータムH(G3)3着とマイル重賞で好走し、そして富士S(G3)では並み居るライバルたちを抑えて見事に優勝を果たした。
だが、マイルチャンピオンS(G1)では14着とG1の壁に跳ね返されると、今年の始動戦となった東京新聞杯でも9着と惨敗を喫した。その後、陣営は距離短縮を選択。阪急杯(G3、芝1400メートル)では3着と久々に馬券圏内に入ったものの、高松宮記念(G1)ではまたしても高い壁を超えられず、8着に終わっている。
「前走はいいところなしに終わりましたが、関係者は『根本的にスプリンターではないから、スプリントの頂上を決めるメンバー相手では流れに乗れない』と冷静に敗因を分析していました。
今回は2走前に好走した1400メートル。さらに広い東京競馬場ですので、ロジクライにとって条件は好転していると見ていいはず。スタッフも『年明け4戦目でも馬体の張りや毛ヅヤは上々。そろそろ目の覚めるような走りをみせてもらいたい』と話していました」(競馬記者B)
「▲」に選んだのは7番リナーテ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)だ。
サトノダイヤモンドの半妹ということもあり、早くから大きな期待を集めていたリナーテ。だが、2歳時に骨折。復帰後も勝ちきれない競馬を続け、昨年の秋にようやくOP入りを果たした。
そして約2年ぶりの重賞となったターコイズS(G3、芝1600メートル)は7着だったものの、勝ち馬からは0.3秒差。着順がそのまま力量差だとは考えないほうがいいだろう。
「馬体に実が入ってきて、本格化の兆しを見せています。前走の京都牝馬S(G3、芝1400メートル)では武豊騎手とコンビを結成すると後方から脚を伸ばして、勝ち馬とは半馬身差の2着と健闘。スタッフによれば、武豊騎手もかなり手応えを感じたようで『すぐにこのレースでの騎乗を確約してくれました』と話していました。
1週前には坂路で49秒台の猛時計を記録。関係者のひとりは『脚力の凄さに改めて驚かされた。特有の切れ味がある末脚を持っている。短距離界の新星となれるイツザイ』とべた褒めでしたよ」(競馬誌ライター)
今週は勝負馬「3頭」による三連単を選択。買い目は以下の通りだ。
1着3
↓
2着6,7
↓
3着6,7
ロジクライとリナーテの好走に期待したい。
(文=ブロディN)