JRA日本ダービー(G1)大器覚醒ヴェロックス「打倒サートゥルナーリア」へ超抜時計!!「余裕があるから負荷をかけられる」【日本ダービー1週前追い切り】
世代の頂点、そして「令和最初のダービー馬」という栄誉を懸け、26日に東京競馬場で開催される日本ダービー(G1)。今年もクラシック戦線をリードしてきた優駿たちが1週前追い切りを行い、早くも火花を散らし始めている。
「ベリー・ストロング。いい調教ができた。満足している」
無敗の春二冠、そして日本競馬の悲願となる凱旋門賞(G1)へ。すでに歴史的名馬の風格さえ漂わせるサートゥルナーリア(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)に惚れ込んだのは、「話題の男」D.レーン騎手だ。
栗東のCウッドで1週前追い切りを行ったサートゥルナーリアは、6ハロン87.1秒。軽めの調整となったものの、ラストは11.4秒とさすがのキレを見せた。この動きには豪州の若き天才も「レース映像を見ても、間違いなく能力があると思っていたけど、乗ってみて、その通りだった」と絶賛。異国のダービー制覇に、大きな自信を深めたようだ。
一方、余裕さえ感じさせたサートゥルナーリアに対して、「リベンジ」に強い意志を感じさせたのが、皐月賞(G1)でアタマ差の接戦を演じたヴェロックス(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)だ。
「前走後はもう少し反動がくるかと思いましたが、思いのほかケロッとしていました」
栗東のCウッドで1週前追い切りを行ったヴェロックスは6ハロン78.5秒、ラスト11.5秒の超抜時計。陣営が「体にも余裕があるから負荷をかけられる」と語る猛時計は、この日の一番時計だ。「距離はもつと思います。長く脚を使うので、東京も悪くない」。
打倒サートゥルナーリアへ、逆襲の態勢は整った。