凱旋門賞挑戦のマカヒキが国内最終追い切りで好感触!世界No.1ポストポンドよりも「本当に怖い」欧州のライバルホースとは


 2歳時からすでに欧州トップクラスだった天才女王マインディング。フィリーズマイルなど2つのG1を制し、カルティエ賞最優秀2歳牝馬(欧州最優秀2歳牝馬)に輝いている。

 3歳になってもその才は衰えることなく、日本の桜花賞にあたる英1000ギニー(G1)を制覇。2カ国制覇を狙った愛1000ギニーこそ2着に敗れたが、続く英オークスも制して英2冠を達成。

 さらに、この馬の特筆すべきはそのタフネスで、英オークス制覇後もほとんど間を置かずプリティポリーS(G1)、ナッソーS(G1)と古馬牝馬を相手にG1を連勝。手にしたG1タイトルは早くも「6つ」に上り、ブラックキャビアが持つG1タイトル16勝という牝馬記録も塗り替えるのではないかといわれている。

 地元フランスからは仏ダービー馬のアルマンゾールよりも、仏オークス馬のラクレッソニエールの方が凱旋門賞に近いと評価されているようだ。

 それもそのはず、ラクレッソニエールはここまで「7戦7勝」の無敗。すでに仏1000ギニー(G1)、仏オークスの2冠を達成。特に仏オークスは大外を回って全馬を差し切るという、同世代とは完全に一枚上の競馬をしているだけに、まったく底が見えていない存在だ。

 ちなみに手綱を握るのはM.デムーロ騎手の弟C.デムーロ騎手。27、28日に札幌で開催されるワールドオールスタージョッキーズで来日した際は、ぜひともラクレッソニエールの動向を伺っておきたいところだ。

 以上がマカヒキのライバルとなりそうな欧州馬4頭だが、対戦すればいずれも強敵になることは間違いないだろう。

 だが、マカヒキも『史上最強世代』といわれる今年の3歳馬の中で頂点に輝いた存在。100%の力を発揮できさえすれば、すべての欧州馬を飲み込めるだけのポテンシャルを秘めているはずだ。

 まずは1カ月後に迫った9月11日のニエル賞で、日本ダービー馬の実力を”ビッグサプライズ”として世界に披露してほしい。いよいよ、決戦の時が近付いてきた。

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