JRA「好調バローズ軍団」アレスバローズCBC賞(G3)連覇へ最大の障壁は「天」

 アレスバローズは昨年のCBC賞を1分7秒0というレースレコードで重賞初制覇すると、続く北九州記念(G3、芝1200メートル)で重賞連覇を達成。6歳になって夏馬としての素質が開花した。7歳となった今年、連覇を目指してCBC賞に出走する。ローカル重賞はコースを得意とする馬が毎年集まるためリピーターがよく走る。アレスバローズが今年も好走する可能性は高い。

 夏馬とあって体調はぐんぐん上向いているようだ。1週前時点で3週続けて栗東・坂路でラスト1F11秒台をマークしている。角田晃一調教師は「この時期がいいのかも。冬も動きは悪くなかったけど11秒台は出てなかった。体も先週ぐらいからきっちりとできてきた」と自信のコメント。最終追い切りは栗東・坂路で4F55秒6-1F12秒0。馬なりのまま絶好の動きを披露した。

 北九州記念以降は前走の高松宮記念(G1、芝1200メートル)も含めて苦戦が続いているが、それらの成績はまったく無視していいだろう。上位人気であっても馬券から外すわけにはいかない。

 鞍上は昨年のCBC賞で手綱を取った川田将雅騎手。現在77勝を上げリーディング独走中だが、春のG1レースは「思い出したくないことばかり」と嘆いた。桜花賞(G1、芝1600メートル)のダノンファンタジー、皐月賞(G1、芝2000メートル)のヴェロックス、安田記念(G1、芝1600メートル)のダノンプレミアムなど、何度もG1制覇のチャンスがありながら1つも手にできなかった。心機一転、今年の後半戦に向けて幸先のいいスタートを決めたい。

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