JRA「好調バローズ軍団」アレスバローズCBC賞(G3)連覇へ最大の障壁は「天」
アレスバローズにとっての課題は2番目に重いハンデ57.5キロ。前々走のシルクロードS(G3、芝1200メートル)で初めて57.5キロを背負ったが、0.4秒差の5着ならそれほど悪い結果ではない。得意の夏競馬であり、しかも4角で坂のあるタフな中京コースであれば克服可能だろう。ただし、もっと大きな問題がある。角田調教師が「雨は苦手。レコードが出るぐらいの馬場がいい」と言うように道悪が得意ではないのだ。当日の馬場状態には注意したい。
なお、バローズ軍団はロジャーバローズで凱旋門賞に参戦するが、角田厩舎は7月6日、マスターフェンサーでアメリカのベルモントダービー招待S(G1、芝2000メートル)に挑戦する(鞍上予定はロジャーバローズに騎乗して日本ダービーを制した浜中俊騎手)。アレスバローズには直接関係ないが、オーナー、厩舎ともに海外競馬を控えているのはなにかの縁かもしれない。