JRA「12番人気の法則」安田記念(G1)でも炸裂!? 復活期すケイアイノーテックに追い風か
2日(日)に開催される安田記念(G1、芝1600メートル)。7頭のG1馬が集結する中、ここで巻き返しが期待されている1頭が、ケイアイノーテック(牡4歳、栗東・平田修厩舎)だ。
昨年は騎乗予定だった武豊騎手が騎乗停止となったため、直前で乗り替わりというアクシデントがあったにもかかわらず、NHKマイルC(G1、芝1600メートル)を優勝。藤岡佑介騎手とともにG1初制覇を達成した。
だがその後、毎日王冠(G2、芝1800メートル)5着、マイルチャンピオンS(G1、芝1600メートル)11着、阪神C(G2、芝1400メートル)6着と振るわず。再起をかけてダート戦の根岸S(G3、1400メートル)に向かうも10着と惨敗を喫していた。
「やはりダートは分が悪いと思ったのか、前走は芝に戻り読売マイラーズC(G2)に挑戦。鞍上を藤岡佑騎手からA.シュタルケ騎手に変更して臨んだものの、出遅れ気味にスタートしてしまい、道中の位置取りに失敗。最後は伸びたものの6着に終わっています。ちょっとピリッとしていませんね。なにかきっかけをつかんでくれれば、一変してくれると思うのですが……」(競馬記者)
迷えるケイアイノーテックは今回、幸英明騎手を背に出走予定。その幸騎手を伴い行なった坂路での最終追い切りでは、4F51.9秒、ラスト12.0秒を記録している。1週前追い切りも騎乗した幸騎手は「感じたよりも速い時計で動いたし、具合は良さそうですね」と好感触を得ていた。
アーモンドアイ、ダノンプレミアムなどとは同期であるものの、大きく水をあけられた感があるケイアイノーテック。この差を少しでも縮めるためにも、ここで食い下がりたいところだ。