JRA「史上最悪」禁止薬物問題に「隠蔽工作」疑い!? 実は「未然に防げた」が、昨年12月から「無検査」出荷……
「今回は、複数の調教師が『グリーンカルから禁止薬物が含まれているという検査結果が出たため、業者から回収を求められている』とJRAに報告したことから問題が発覚しました。それが金曜日(14日)の16時頃。
そこからJRAが改めて検査を行おうとしましたが、週末までに時間がなく”疑わしき156頭”全てを除外する前代未聞の事態に発展しました。
当然、今年4月に検査されるはずだったグリーンカルが昨年12月から販売されていることは由々しき問題です。ですが、いざ禁止薬物の混入が発覚した際、製造元は何故最初にJRAに直接報告しなかったのか……。
まだ調査段階なので断定はできませんが、仮に厩舎だけに連絡していたのなら、危機感の欠如は然ることながら『現場レベルだけの問題に抑えたい』という隠蔽工作さえ疑われます。いずれにせよ、この点はしっかりと明らかにすべきでしょう」(別の記者)
会見では「以降は、より厳格に取扱業者に注意していく」とコメントしたJRA裁決委員の伊藤氏。だが場合によっては、極めて厳しい対応を行うことが望まれるはずだ。