女性騎手の「レジェンド」宮下瞳騎手が現役復帰! 次に狙うは「ママさん騎手」のパイオニア?
地方競馬通算626勝、女性騎手最多勝記録を有する名古屋競馬所属・宮下瞳騎手が、17日に復帰した。
2011年に夫の小山信行騎手(名古屋)との間に2人の男児を授かり、子育てを理由に引退。しかし、「ママが馬に乗っている姿を見たい」というご子息の言葉もあり、現役に復帰した。
同日2レースから復帰し、8着、3着、4着。「出遅れこそしませんでしたが、ペース判断が少し鈍っているかなと感じたので、まずは復帰後初勝利を目指してがんばりたいです」と本人は語っていたが、ブランクを感じさせない堂々たるレース振りはさすが女性騎手界の”レジェンド”である。
過去、出産後に騎手に復帰した騎手は1人しかおらず、トレーニングや年齢の観点からもハードルは高い。ただ、宮下騎手は昨秋から厩務員として働きつつトレーニングを続け、「競馬人」としての空気を取り戻していった。
不断の努力で再び勝負の世界に戻った宮下騎手。中央で話題の藤田菜七子騎手や地方競馬の大物・別府麻衣騎手らとともに、競馬界を大いに盛り上げてほしい。