JRA川田将雅「こんな顔ですが……」爆笑トークさく裂! 恐怖のリーディングジョッキーの「素顔」は意外と
25日(日)、札幌競馬場で行われたワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)は、川田将雅騎手が個人戦で優勝した。
第3戦を終えて4位につけていた川田騎手。トップとは12点差あったが、最終戦を6番人気のプレシャスブルーで差し切り勝ち。この勝利で総合70ポイントとなり、逆転で個人戦初優勝を達成した。
川田騎手はレース後、表彰台に登り、「いつものレースでは、勝っても仕事を終えたとホッとすることばかりですが、今回は個人的なことなので、こんな顔をしていますが、すごく喜んでいます」と一部からは“怖い”とも言われる自身の顔を引き合いに自虐気味にコメント。聴衆からは笑い声があがった。
また今回、川田騎手と年間リーディングを争うC.ルメール騎手が2位だったため、「隣りでクリストフ・ルメールを見下ろせているのが気持ちいい」と冗談を連発。聴衆はさらに沸いた。その後、「世界からジョッキーが集まってくれて、日本の素晴らしいジョッキーたちとともに競い合えたことがありがたく思いますし、またお客さんもたくさん入っていただき、来年もいいイベントになるといいなと思います」と語り、最後にファンへ感謝の言葉を述べ、その場を締めた。
「川田騎手は、普段のインタビューでは無表情で受け答えをし、またインタビューアーが同じような質問した際には、『先程も言いましたけど』などとキツイ口調で返すこともあります。そのため、怖いという印象を持たれけがちです。しかし、それも自身が騎手という仕事にストイックに向き合っているからこそなのでしょう。それだけ真剣な姿勢で取り組んでいるからこそ、今の川田騎手があるのだと思います」(競馬誌ライター)
後輩たちからも、畏怖の対象として語られることも多い川田騎手。だが、競馬場から離れると意外に冗談が好きなタイプのようで、かつてはそれに翻弄された騎手もいるという。
「戸崎圭太騎手ですよ。昨年の天皇賞・秋(G1)で、騎乗していたダンビュライトが本馬場入場後に大暴れ。鞍上の戸崎騎手を振り落とし、コースを半周したあげく競走除外に。そのときに馬場に座り込む戸崎騎手の姿は大いに話題となりました。
そしてその年の年末に行われた社台グループ謝恩会に、戸崎騎手は川田騎手らとともに登壇したんです。その際、自己紹介をうながされた川田騎手が『ダンビュライトで落馬した戸崎圭太です』と話して、笑い声があがりました。その後、マイクが渡された戸崎騎手は『ただいまご紹介に預かりました戸崎圭太です。本当にすみませんでした』とコメントするなどし、さらに場内が湧きましたね。ちょっと毒が強いかもしれませんが、これは川田騎手なりに気まずい思いをしているだろう戸崎騎手に気を使った結果だったと思います」(競馬記者)
今度はいつ、川田騎手のジョークが聞けるのだろうか。その日を待ちたい。