凱旋門賞(G1)ソットサスは「武豊」次第!? 大本命エネイブル評価急落で「超高額配当」ゲット!?
対抗「〇」は4歳牝馬のマジカルだ。
過去10年で3歳牡馬、牝馬、4歳牝馬にしか勝利例がないことは述べた通りだが、その内訳は3歳牡馬3勝、3歳牝馬3勝、4歳牝馬4勝となる。今年は3歳牝馬がいない以上、4歳牝馬に警戒するのは当然。該当するのはマジカル、ただ1頭だ。
エネイブルに連敗中で1度も勝ったことがない点は気になるが、前走の愛チャンピオンS(G1)では、まさに鬼のいぬ間に……といった強さ。世界No.2牝馬の貫禄を見せつけた。
エネイブルとは2走前のヨークシャーオークスこそ離されたが、昨年のブリダーズCターフ(G1)や3走前のエクリプスS(G1)では3/4馬身差の接戦。世界女王を逆転し、頂点に立てるか。
三番手「▲」には敬意を評する意味でエネイブル。
その強さ、積み重ねた偉業は最早語るまでもないが、欧州では存在自体が少ない5歳牝馬が凱旋門賞を勝ったのは、実は82年前の1937年まで遡らなければならない。2015年に3連覇に挑んだトレヴもこの歴史の壁に阻まれており、大本命に死角がある以上、評価を下げた。
また戦前、エネイブルを管理するJ.ゴスデン調教師は「今のロンシャンは馬場が重いから、週末にこれ以上降るのは、エネイブルにも好ましくありません」と発言。多少の重馬場を苦にしないことは戦績が物語っているが、世界的名伯楽の懸念が現実になりつつあることも気になる。
4番手「△」には3歳牡馬のジャパンを推したい。
過去10年、凱旋門賞を制した3歳牡馬はいずれも英ダービー馬だった。その点、ジャパンが3着に敗れた点は気になるが、その後の3戦が圧巻。特に前走の英インターナショナルS(G1)では古馬大将格のクリスタルオーシャンを撃破。今年の3歳No.1との声もあるが、外枠に入ったことで連下までとした。
5番手「×」には日本のフィエールマン。
まだ、底が割れていない実績も然ることながら、2番ゲートと内枠を引けたことが大きい。重馬場を不得意とするディープインパクト産駒だが、母はフランスの活躍馬。初の重馬場でも意外にこなせる可能性を秘めている。勝利はないものの、2着4回のC.ルメール騎手はここでも頼りになる存在だ。
馬券的には勝ち馬を重視したデータを採用したことからも、「◎」ソットサスの1着固定三連単。押さえに「◎」ソットサス「〇」マジカルとの三連単2頭軸マルチとし、エネイブルの3連覇達成にも備えたい。