JRA秋華賞(G1)福永祐一「暴走」に大魔神も呆れ……「1000m通過時点で『ダメだな』」思い出される2年前の「主戦降板」暴走事件
この結果には、ネット上のファンからも「これは暴走」「もったいないレース」「何故、あそこまで意地になって逃げた?」など、福永騎手の判断に疑問の声が続々……。
そんなファンの気持ちを代弁したのが、元メジャーリーガーの大魔神こと佐々木主浩氏だった。
ジャパンC(G1)を勝ったシュヴァルグランなどの馬主としても知られている佐々木氏。この日の『みんなのKEIBA(フジテレビ系)』にゲスト出演していた同氏は、秋華賞の本命にビーチサンバを挙げていたがレース後には、「まさかの逃げでしたね、びっくりしました。もう最初の1000m通過時点で『ダメだな』と……ちょっと速いですよね」と呆れ顔といった様子。福永騎手の判断に疑問を持った様子だった。
「佐々木さんからすれば、シュヴァルグランで挑んだ2年前の宝塚記念(G1)を思い出したかもしれません。あの時も鞍上は福永騎手でしたが、まさかの逃げを打って8着に惨敗……。佐々木さんも結果に納得できなかったのか、次走から福永騎手が主戦降板なった経緯があります」(競馬記者)
もともと馬主になった頃から、親交が深かった佐々木氏と福永騎手。一時は“佐々木軍団”の主戦騎手のような存在だったが、このレースを機に両者の関係が決裂。佐々木氏が福永騎手をまったく起用しない時期があった。
「その後、再び友好な関係を取り戻したこともあって、この日も佐々木さんは福永騎手に期待してビーチサンバを本命に挙げていたんですが、まさかの形で裏切られることになってしまいましたね」(同)
「外から来たコントラチェックとの兼ね合いで、若干ペースが上がった分がね……今日はペースよりリズム重視で運んで、終始リズム良くて、よく踏ん張ってくれているんですが。やりたい競馬をできたけど、あと1秒(前半のペースを)落としたかったのが本音です」
レース後、そう語った福永騎手。また両者の関係が微妙にならなければいいが……。