広島カープ優勝は「赤い3枠」のサイン!? 京成杯オータムH(G3)で大穴の「赤ヘル男」が4年連続で馬券圏内中!
「赤ヘル」の片棒として期待したいところだが、どうにも微妙だ。トップハンデの58kgもどうか……それなら、むしろ3枠のもう一頭クラリティスカイ(牡4歳、美浦・斎藤厩舎)の方が”色気”があるかもしれない。
昨年のNHKマイルC(G1)を勝ってから、もう1年以上”迷走”が続いているクラリティスカイ。掲示板にさえ載れない惨敗続きで、ここも現在9番人気の低評価。
だが、陣営のトーンは異様なほど高い。
その中でも「決して早熟じゃない」と断言しているのが、管理する斎藤調教師だ。「まだ緩さが残っていて、伸びシロはまだまだありそうな感覚。本当に良くなるのは、これからだと思っているくらいですから」と、悲惨な現状にもまったく希望を捨てていない。
それもそのはずだ。実はクラリティスカイは、もともと栗東の友道厩舎の所属馬。NHKマイルCもその時に勝ったが、後の不振続きでリフレッシュを兼ねて斎藤厩舎へ転厩することになったのだ。
前走の関屋記念(G3)は、斎藤厩舎へ転厩した初戦。着順こそ8着だが、メンバー2位の上がり3ハロン33.2秒の豪脚を披露。勝ち馬からも0.5秒しか離されておらず、何を隠そうNHKマイルC制覇後では初の1ケタ着順だ。
「正直言うと、前走は『これで走るのかな』って雰囲気だった。今回は、腰の使い方やトモの入りが良くなってきたし、気持ちも入ってきた」と斎藤調教師は、さらなる前進を強調する。
そして、何よりも頼りになるのが、鞍上の「京成杯オータムHマイスター」田辺裕信騎手の存在だ。