GJ > 競馬ニュース > サートゥルナーリア「次」は
NEW

JRAサートゥルナーリア「次」はアーモンドアイ次第!? 「東京ネガティブ」も陣営はジャパンC参戦否定せずだ、が

【この記事のキーワード】, ,

JRAサートゥルナーリア「次」はアーモンドアイ次第!? 「東京ネガティブ」も陣営はジャパンC参戦否定せずだ、がの画像1

 

 27日に東京競馬場で開催された天皇賞・秋(G1)は、1番人気アーモンドアイが2着ダノンプレミアムに3馬身差をつける圧勝。G1馬10頭という超豪華決戦となったが、終わってみれば「最強女王」がその絶対性を誇示する結果に終わった。

 戦前「2強」の一角として大いに期待されたサートゥルナーリア(牡3 栗東・角居勝彦厩舎)は6着。道中は好位を追走、最後の直線では一瞬アーモンドアイ、ダノンプレミアム、アエロリットと横並びの激戦になるかと思われたが、インを突いたアーモンドアイにはあっさり突き放され、ダノンプレミアムには競り負け、一度は差したアエロリットには差し返された。その後は力尽きたように後方から伸びたユーキャンスマイル、ワグネリアンにも差されて6着敗退。明らかな力負けだったといえる。

 C.スミヨン騎手が「ゲートに入る前からカッカして、ずっと力みっぱなし」「芝の色が変わった部分で驚いたり、落ち着きがなかった」と語るように、レース以外の部分で体力を消耗してしまった部分も大きかったようだ。5月の日本ダービーで大観衆の声援やファンファーレなどで平常心を失ったのが敗因の一つといわれたが、やはり繊細な面があるのかもしれない。常にマイペース、どっしりとしたアーモンドアイとは対照的だったといえる。

 日本ダービーに続いての敗退に「東京は鬼門」という意見も多く出ているが、それも仕方なしか。前哨戦の神戸新聞杯ではライバルのヴェロックス、後の菊花賞馬ワールドプレミアを完膚なきまでに叩きのめすすさまじいパフォーマンスを示しただけに、そのギャップはあまりにも大きい。

 現状「次」は白紙状態となっているサートゥルナーリア。陣営も「年度代表馬」などにも大きく絡むこの舞台への気持ちは強かったに違いなく、今回の敗戦で慎重にならざるを得ない部分はあるだろう。

JRAサートゥルナーリア「次」はアーモンドアイ次第!? 「東京ネガティブ」も陣営はジャパンC参戦否定せずだ、がの画像2

 ただ、角居調教師は「オーナーと相談して決めたいと思います。東京は不安? そんなことは言ってられませんから」としており、明確に11月のジャパンC参戦を否定はしていない。再度の東京挑戦の可能性もあるかもしれない。

「日本ダービーと同じスタンド発走となるジャパンCですし、こうなると取捨の難しい馬になってきますね。能力が爆発した際は間違いなく現役トップクラスだけに……。

 一方、ジャパンCは昨年も制したアーモンドアイ陣営も『香港との両にらみ』で参戦可能性を残しています。サートゥルナーリアはキャロット、アーモンドアイはシルクなので、どちらも『ノーザン系』。2度のバッティングは避ける道もあるかもしれません。どちらかが2000mの香港C、どちらかがジャパンCで落ち着くのではないでしょうか」(競馬誌ライター)

 いずれにせよ、高い能力を持つ超良血馬。何とかV字回復への道を切り開いてほしい。

JRAサートゥルナーリア「次」はアーモンドアイ次第!? 「東京ネガティブ」も陣営はジャパンC参戦否定せずだ、がのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  4. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  5. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  6. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  7. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
  8. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  9. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  10. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆