セントライト記念(G2)は1強ではない!? マウントロブソンが、ディーマジェスティへ借りを返す絶好のチャンス!

マウントロブソン(競馬つらつらより)

 過去最高レベルとも言われる、今年の3歳牡馬クラシック路線。

 その中にあり「皐月賞6着・ダービー7着」と善戦してきたマウントロブソンが、セントライト記念で復帰を果たす。

 帰厩時の輸送中に落鉄して釘を踏み、その影響で調整が遅れていた本馬。若干動きに重さはあるものの、ここに来て復調気配にあるようだ。

 ただ、セントライト記念には過去3度先着を許しているディーマジェスティも参戦予定。果たして、マウントロブソンに勝機はあるのだろうか?

 まずは、対ディーマジェスティの3戦を振り返ってみたい。

 2頭が最初に顔合わせしたのが、2015年11月23日。東京芝2000mの未勝利戦であった。

 ほぼ互角のスタートから先手をとったのはマウントロブソン。残り600m地点では1馬身半のリードを取ったが、直線で外から交わされクビ差敗れた。

 2戦目は2016年4月17日。牡馬クラシック第一弾皐月賞。

 この時も先手を奪ったのはマウントロブソンだったが、本レースでは途中からリオンディーズがかかり気味に先頭に立つ厳しい流れ。案の定、追い込み馬同士の決着となり勝ち馬のディーマジェスティから0.7秒差の6着に敗れた。

 そして3戦目は2016年5月29日。前走の日本ダービーである。

 スタートで大きく出遅れたマウントロブソンは、後方2番手からの競馬を強いられる。それでも最後は伸びない内目から盛り返し、ディーマジェスティから0.6秒差でゴールした。

 これら3戦から、直線勝負になればディーマジェスティに分があるのは明白。恐らく出遅れがない限り、マウントロブソンが先手を取りに行くだろう。

 その点では、直線の短い中山コースがマウントロブソンにとって有利に働く可能性は高い。実際に中山コースでは過去に2勝を挙げており、その巧者ぶりもうかがえる。

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