JRAチャンピオンズC(G1)チュウワウィザード「川田→福永」でも心配なし? キャリアの絶頂へ
1日(日)に中京競馬場で行われるチャンピオンズC(G1)。国内ダート最強馬決定戦に、今年も強豪が集結したが、その中でも人気を集めると見られているのが、今年成長著しいチュウワウィザード(牡4歳、栗東・大久保龍志厩舎)だ。
デビューこそ遅かったものの、ここまで13戦して8勝2着3回3着2回の複勝率100%。今年の帝王賞(G1)は、最後方から上がり最速の脚を使ったオメガパフュームに屈したチュウワウィザードだが、次走のJBCクラシック(G1)リベンジに成功。早めに先頭に立つと、最後の直線で脚を伸ばしてきたオメガパフュームをハナ差抑え、待望のG1初勝利をあげている。
「今がまさに充実期ですよね。栗東のCウッドで行われた1週前追い切りでは、強めに追われて6F83秒、ラスト12秒2秒を記録して併せ馬に先着。ラストはさすがのキレを見せてくれました。
ただ今回、コンビを組んでから素晴らしいキャリアを積んできた主戦の川田将雅騎手が、クリソベリルを選択したため福永祐一騎手に乗り替わり。福永騎手は2週前から積極的に稽古に騎乗しているので、クセを掴みつつあるとは思いますが、少々割り引いて考える必要はあると思います」(競馬誌ライター)
川田騎手のクリソベリルは、ジャパンダートダービ(G1)を勝つなど5戦5勝。その内容も絵に書いたような圧勝であり、3歳勢の中でも頭一つ抜けた存在だ。川田騎手も悩んだはずだが、今回の1戦は新世代ダート界の旗手で挑戦することを決断したようだ。
「チュウワウィザードはダート重賞で4勝をあげていますが、いずれも1900m以上のレース。川田騎手は、今回の1800m戦はチュウワウィザードにとって少々短いと考えているのかもしれません。また一方のクリソベリルは1800mを得意としていますから、今回の選択は距離適性を重視した結果なのでは?
ただ選ばれなかったチュウワウィザード陣営としても意地はあるはず。福永騎手も騎乗停止から復帰する週ですし、気合いは十分。虎視眈々と一撃を狙っているでしょうね」(競馬記者)
チュウワウィザードはG1・2連勝を達成することができるのか?