【中日新聞杯(G3)展望】C.スミヨン・O.マーフィー騎手参戦! サトノソルタス、タニノフランケル、ラストドラフトの3つ巴か⁉
7日(土)に中京競馬場にて中日新聞杯(G3)が開催される。
春の中距離路線を見据えたステップとなるレースであるが、ハンデ戦のため荒れる傾向にある。1番人気は過去10年で6連対と安定した成績を収めているが、5番人気以下も10連対と伏兵のつけ入る隙も十分にある。
今年は16頭が特別登録を済ませている。抜けた馬はいない印象だが、まずサトノソルタス(牡4、美浦・堀宜行厩舎)は注目しておきたい。
3歳時は共同通信杯(G3)に2着するなど、クラシックへのステップを踏んでいたように見えたが、青葉賞(G2)で大敗し、そのまま1年2カ月の長期休養に入ってしまう。4歳休養明けはジューンS(3勝クラス)に出走。不良馬場と悪条件が重なったにも関わらず3着と好走し、実力の片鱗を見せた。
前走のノベンバーS(3勝クラス)では4番手から抜け出す競馬で粘り切り、勝利を挙げてオープン入りした。4歳でまだ6戦しか消化しておらず、ここでは久しぶりの重賞出走となるが、3歳時に見せた能力を発揮できれば、重賞初制覇の可能性は高い。前走に続き、C.スミヨン騎手が騎乗するのも好材料だろう。
能力を期待された良血馬タニノフランケル(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)も出走予定だ。
G1 7勝の名牝ウオッカを母に持ち、父・フランケルという良血馬。3歳時は活躍を期待されながらもクラシックに乗ることは叶わず、オープン入りがやっとという結果に終わったが、4歳初戦の中山金杯(G3)で3着、続く小倉大賞典(G3)で2着と好走。だが、ここから3戦掲示板にも載れない惨敗が続く。
前走の小倉記念(G3)では復調気配を見せ、4着には敗れたものの勝ち馬と0.1秒差という接戦を演じた。豪G1馬を相手に0.1秒差まで詰め寄ることができたのは大きな収穫だっただろう。鞍上も変わらず松若風馬騎手が騎乗するので、上り調子のまま重賞制覇を狙いたいところだろう。