JRA阪神JF(G1)ウーマンズハート調教師“チグハグ”発言に「?」 打倒リアアメリア一番手は“早熟”晩成型の新スタイル?
8日、阪神競馬場で開催される阪神ジュベナイルF(G1)。今年は、リアアメリアが『netkeiba.com』の予想オッズでも単勝1.7倍と推測されるなど、断トツの存在だ。
だが、同じく2戦2勝で重賞勝ちのあるウーマンズハート(牝2歳、栗東・西浦勝一厩舎)もまた、レースのインパクトという点では負けていない。
デビュー戦、新潟2歳S(G3)ともに新潟の外回りコースで上がり3ハロン32秒台を記録するなど、末脚の破壊力が魅力のウーマンズハート。
4日に栗東の坂路で行われた最終追い切りでは、今回コンビを組むW.ビュイック騎手を背に4ハロン52.6秒、ラスト12.3秒の好時計を記録。ビュイック騎手も「非常に乗りやすいというのが第一印象」と高評価だ。
「デビュー戦で3馬身半差をつけて2着に負かしたマルターズディオサが、その後、未勝利戦とサフラン賞(1勝クラス)を連勝。阪神ジュベナイルFに駒を進めています。
また新潟2歳Sで2着に負かしたペールエールがデイリー杯2歳S(G2)で3着、3着だったビッククインバイオがアルテミスS(G3)で3着、4着のクリアサウンドがファンタジーS(G3)で3着と2歳重賞で力を発揮。これだけを見ても、ウーマンズハートが世代トップクラスのポテンシャルを秘めていることは間違いありません」(競馬記者)
前評判こそリアアメリアに分があるようだが、単純に両馬と対戦経験のあるビッククインバイオを物差しに考えれば、アルテミスSでリアアメリアと0.2秒差、新潟2歳Sではウーマンズハートと0.4秒差と後者に軍配が上がるというわけだ。
そんなウーマンズハートを管理している西浦勝一厩舎にとっては、2014年のチャンピオンズC(ホッコータルマエ)以来のG1制覇が懸かる一戦。厩舎としても、相当力が入っているようだ。