GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】エアスピネル  > 4ページ目
NEW

【徹底考察】神戸新聞杯(G2) エアスピネル「宿敵サトノダイヤモンドに完敗した日本ダービーと同じ2400m。それでも武豊が『正攻法』で挑むであろう理由とは」


「残り1000~600mの2ハロンの合計」が、近年で最も速い緩みのないペースの中で、逃げたマイネルハニーが16着、2番手を進んだプロフェットが17着、3番手のアグネスフォルテが14着と先行勢は総崩れした。

 しかし、先述したように今年の日本ダービーに限っては「残り400m~200mのタイム」は落ちていない。それは「残り400m~200m」まで止まらなかった”規格外”の先行馬がいたからだ。

 その先行馬こそ、ラスト200mで一度は先頭に躍り出たエアスピネルである。

【血統診断】

easupinerukettou.jpg

 母が秋華賞馬エアメサイア。兄弟に目立った活躍馬はいないが、紛れもない良血だ。2冠馬エアシャカールの妹エアデジャヴーを祖母に持ち、キングカメハメハ×サンデーサイレンス×ノーザンテーストという日本を代表するサイアーラインの持ち主。距離適性は血統的には幅がありそうだが、スピードに勝った本馬を見る限り、現状のベストはマイルから2000m程度か。2歳重賞を勝っているが、まだまだ成長が見込める血統。順調にいけば、秋には菊花賞ではなく、天皇賞・秋やマイルCSに駒を進めている可能性もある。

 と日本ダービーまでは記したが、本馬は菊花賞に挑むことになった。天皇賞・秋やマイルCSは来年でも出られるし、何よりも挑戦の姿勢を崩さなかった英断を支持したい。

 確かに血統的な見地から「クラシック三冠では皐月賞がこの馬にとって最大のチャンス」という見解は変わらないが、菊花賞に関して「絶望的」と述べるつもりもない。その理由に関しては菊花賞の際に触れたい。

 日本ダービーの走りから、阪神2400mも当然守備範囲。だが、やはりベストではなく、このコースに向いていそうなサトノダイヤモンドとの差は確実あるはずだ。

【徹底考察】神戸新聞杯(G2) エアスピネル「宿敵サトノダイヤモンドに完敗した日本ダービーと同じ2400m。それでも武豊が『正攻法』で挑むであろう理由とは」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. JRA伝説レコード「1:57.8」サッカーボーイの謎に迫る。1988年から「32年間」不滅、最有力は当時の函館が「洋芝ではなかった説」だが……
  7. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. 【朝日杯FS(G1)展望】武豊、ドウデュース以来の戴冠へ無敗の大物とタッグ! 北村友一×バゴ産駒の逸材で第2のクロノ旋風に期待