JRA武豊「新兵器」導入に「いいんじゃないですか」。朝日杯FS(G1)タイセイビジョン、2歳女王レシステンシアに続く「超速レコード決着」大歓迎!

 15日、阪神競馬場で行われる朝日杯フューチュリティS(G1)は、武豊騎手がまだ勝っていないJRA・G1だ。夢の「完全制覇」へ、残すは本レースと年末のホープフルS(G1)のみ。本人も「リーチを掛けておきたい」と力が入っている。

 騎乗馬のタイセイビジョン(牡2歳、栗東・西村真幸厩舎)は、ここまで3戦2勝。武豊騎手が「チャンス十分」とコメントしている通り、前走の京王杯2歳S(G2)勝ちに加え、函館2歳S(G3)2着と、力は同世代でも一枚上だ。

 だが、タイセイビジョンには大きな課題がある。距離経験が1400mまでしかないことだ。過去10年の優勝馬は、すべて1500m以上で勝ち星があるだけにデータ的にも苦しい。距離克服には「折り合い」が重要だが、本馬はそこにも大きな課題があるようだ。

「前走の京王杯2歳Sは返し馬から、相当行きたがっていましたね。C.ルメール騎手が上手くなだめて末脚爆発に繋げましたが、これがマイル戦になってどうか……。決め手は世代トップクラスだと思うので、最後の直線まで余力を残して、自慢の末脚を発揮できるかが大きなポイントになりそうです」(競馬記者)

 ただ、陣営も当然、そこは織り込み済み。1週前追い切りで、初のマイル戦に向けての“新兵器”を導入すると「効果テキメン」だったという。

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