スプリンターズSの大本命ビッグアーサーの「前哨戦批判」を展開した細江純子氏……自信満々の福永祐一騎手との「勝負」はどちらが勝つ?

細江純子氏(Cake6より)

 2日、秋のG1シーズン開始を告げるスプリンターズS(G1)。同日夜にフランスで行われる凱旋門賞に話題をさらわれがちではあるが、国内最強の短距離馬を決定する重要な一戦に変わりはない。

 その主役を務めるのが、ビッグアーサー(牡5 栗東・藤岡厩舎)だ。今年は春の短距離G1高松宮記念をレコードで制し、秋初戦となった前走セントウルS(G2)では初っ端から先頭に立ち、”逃げて”悠々の勝利。レースの自在性まで見せつけファンを驚かせた。

 ただ、このセントウルS(G2)のレース直後、このビッグアーサーの走りっぷりに首を傾げた人物がいた。『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)の解説者、細江純子氏だ。

 細江氏は同番組内で、セントウルSでの逃げでの勝利に対する「不安」を吐露。もともと気性に難ありとされるビッグアーサーが、勝ったとはいえ逃げたことで、「次のレースでも逃げてしまうのでは」と、コントロールがきかない”逃げ癖”がつく可能性を説明した。そして、「前哨戦の使い方としてはどうなのか」、と付け加えている。今まで乗ってきたジョッキーが抑えてきたものが、このレースで悪い意味で解放されてしまうのでは、と懸念しているのだ。

 ともすれば鞍上である福永祐一騎手に対する「騎乗批判」ともとれる細江氏の発言。だが、彼女のコメントに賛同する声は現状少ない。

「一度逃げることで癖がつき、その後のレースが使い辛くなるというのは、競馬関係者の間でもよく言われることではあります。ただ、ビッグアーサーのセントウルSに関しては必ずしもその例に当てはまるとは思えません。タイムが1:07.6と特段早いわけでもなく、しっかりと折り合っての勝利だったように思えますし、すでに5歳のビッグアーサーには『今さら』とも言えます。過去には中団待機で勝ち切れないレースが続いていた時期もありましたが、福永騎手に替わって思い切りのいいレースを続け、連勝しています。単純に他馬と能力が違うだけのように思えましたが」(競馬記者)

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