L.デットーリ「ぬるぬる!」雄叫びで武豊も唖然……? M.デムーロが頭を抱えた「嵐」のような2週間
現在、JRA(日本中央競馬会)には100名を超えるジョッキーが所属しているが、中でも特に「エネルギッシュ」といえばM.デムーロ騎手ではないだろうか。
一度、絶好調モードになると勝って勝って勝ちまくる、その爆発力も然ることながら、普段からとにかく明るい性格は、日本人にはなかなか真似できない豪快さがある。
だが、昨秋はそんなデムーロ騎手でさえタジタジとなる、嵐のような“兄貴分”がいたようだ。
「本当に大変だった……」
デムーロ騎手が、そうしみじみと振り返ったのは『フジテレビONE TWO NEXT』で絶賛放送中の『武豊TV!II』で毎年恒例のジョッキー新年会の席だ。
詳細はぜひ番組をご覧いただきたいが、武豊騎手と福原直英アナに加え、ゲストにデムーロ騎手と池添謙一騎手、O.マーフィー騎手が参加した2020年の新年会。様々な話題で盛り上がった中、特に爆笑を呼んだのが昨秋、約8年ぶりの来日を果たした世界的ジョッキーのL.デットーリ騎手についてだった。
デットーリ騎手といえば、凱旋門賞(仏G1)を連覇した世界女王エネイブルの主戦として有名だ。日本でもジャパンCダート(現チャンピオンズC)とジャパンCの2日連続G1制覇など、これまで世界中で制したG1は250を超える世界のレジェンドである。
超大物騎手の来日ということもあり、参戦当初から異例の注目を集めていたデットーリ騎手。ただ、メディアやファンだけでなく、武豊騎手が「日本のジョッキーが全員、ずっとフランキーを見てたね」と話していたように、同業者である日本の騎手からも熱い視線を集めていたという。
そんなデットーリ騎手だが、同じイタリア人のデムーロ騎手からすれば10歳ほど歳の違う、同郷の大先輩ということになる。いや、イタリア人にとっては「国民的英雄」と呼んでいいだろう。しかも、デットーリ騎手は日本滞在中、ずっとデムーロ騎手の自宅にホームステイしていたようだ。
デムーロ騎手にとっても約5年ぶりの再会ということもあって、当初は「すごくうれしかった」と感激していたようだが……。