L.デットーリ「ぬるぬる!」雄叫びで武豊も唖然……? M.デムーロが頭を抱えた「嵐」のような2週間
「もしもし!ミルコさん行きましょう!」
日本人が電話をかける際、一般的に使う「もしもし……」。だが、イタリア人のデットーリ騎手にとっては、それが相当“ツボ”にハマったようだ。それ以来、デットーリ騎手は電話を掛けない時でも「もしもし!」と連呼していたという。
「デムーロ騎手によると、デットーリ騎手は50歳とは思えないほどタフな方で、睡眠時間も人よりずっと少ないそう。それでデムーロ騎手は深夜の3時に『もしもし!』と起こされたそうです。しかも、その日は前日の深夜12時まで飲んでいたとか……」(競馬記者)
デムーロ騎手も、当初はイタリアから来た時差ボケかなと思っていたようだが結局、滞在「2週間ずっと時差ボケ?」だったという。
そんなデットーリ騎手が「もしもし」の次にハマった日本語は、意外なところで出会っていた。
「ぬるぬる!」
武豊騎手とデムーロ騎手と3人でいった、あるお寿司屋さん。ジュンサイのお澄ましが出てきたが、それがデットーリ騎手にとって「ぬるぬる」との出会いだったという。外国人がよく苦手とする刺身や白子なども平然と堪能したイタリアのレジェンドが、今度は「ぬるぬる」の語感にハマったようだ。
「その翌週に阪神の新馬戦で、デットーリ騎手と武豊騎手がワンツーゴールする機会があったんですが、その際、勝ったデットーリ騎手がゴール直後から『ぬるぬる、ぬるぬる~!』と叫んでいたそうです。周りの騎手からすれば、『なんだ?』って感じでしょうね(笑)」(同)
そのパワフルさは、日本を代表する鉄人として高名な武豊騎手でさえ「俺も、あれぐらいにならなアカンのかな」と舌を巻いたそう。日本競馬だけでなく、プライベートでも“旋風”を巻き起こしてくれたデットーリ騎手。
デムーロ騎手にとっては嵐のような2週間だったようだが、結局、イタリアのレジェンドが覚えた日本語は「もしもし」と「ぬるぬる」だけだったとか……。