JRA「7馬身差」の衝撃再び!? 3歳ダート「No.2」候補が金曜競馬に出走!
20日(金)中山4Rダート1800m戦(3歳1勝クラス)に、3歳ダート「No.2」候補のバーナードループ(牡3歳、美浦・高木登厩舎)が出走する。ダート界を牽引することが期待される同馬の3戦目に注目が集まる。
新馬戦では、早くも3歳ダートNo.1の呼び声高いカフェファラオと対決。レースはカフェファラオが逃げ、バーナードループは5番手からレースを進める展開。スローペースの展開を嫌い、バーナードループは向こう正面から進出を開始。逃げるカフェファラオを捉えに行こうとするも、直線では差が広がる一方。
結果は、まさかの10馬身差の2着。だが、3着に9馬身差をつけたことを考えると悲観する内容ではない。
新馬戦の内容が評価され、次走の未勝利戦では単勝オッズ1.1倍の支持を集める。2番手からレースを進め、3コーナーでは早くも先頭に立つ。そのまま直線で後続を突き放して、2着に7馬身差をつける圧勝。この勝ちっぷりは、1勝クラスも通過点に過ぎないのではないかと感じさせられる。
陣営は「初戦は相手が悪かっただけ。この条件は合うし、クラスが上がっても楽しみ」とコメントしており、期待の高さが伺える。
「新馬戦で敗れた相手のカフェファラオは世代トップの実力馬です。実際に2戦目のヒヤシンスS(L)はスタートで出遅れながらも、楽に勝っています。確かにバーナードループにとって、デビュー戦は相手が悪かったに尽きますね。
もしカフェファラオがいなければ、この2戦で16馬身差をつけて勝っていることになります。3歳ダート界のトップホースの資質は十分に持っているでしょう。今後、バーナードループとカフェファラオがダート界を席巻するようなことがあれば、『伝説の新馬戦』と言われるのではないでしょうか。」(競馬記者)
伝説の新馬戦と言えば、ブエナビスタのデビュー戦が思い出される。
1着のアンライバルドが皐月賞(G1)を制し、2着のリーチザクラウンが重賞2勝、3着のブエナビスタがG1・6勝、4着のスリーロールスが菊花賞(G1)を制している。この4頭の獲得賞金の合計は20億円を超えている。超ハイレベルな新馬戦だ。
バーナードループとカフェファラオがこのまま活躍しG1を勝利できれば、伝説の新馬戦として語り継がれるだろう。
まずは金曜にバーナードループが1勝クラスをどのように突破するか注目したい。