JRA馬券発売決定! ダノンプレミアムVS「マジカル級」世界的名牝、豪クイーンエリザベスS(G1)に好メンバー集結
本質的にはマイラーながら、中距離でも高いパフォーマンスを発揮するテアカウシャーク(セン5歳、豪・J.リチャーズ厩舎)も優勝候補の一角だ。
ここまで1600m以下を主戦場として、今年2月にはG1を2連勝。豪州のマイル戦線では一枚上の存在だが、光るのは昨秋のコックスプレート(G1)3着だ。
この豪州の中距離王決定戦を制したのは日本のリスグラシュー。彼女が如何に強かったのかは、昨年末の有馬記念(G1)における圧勝劇で、日本の競馬ファンも記憶に新しい。テアカウシャークはリスグラシューにこそ突き放されたものの3着と、2000m級でも戦えることを示している。出走して来れば当然、要注意の1頭になるだろう。
そのコックスプレートで2着だったキャステルヴェキオ(牡3歳、豪・R.リット厩舎)も出て来ればチャンス十分だ。
コックスプレート2着後は連敗と低迷していたキャステルヴェキオだが、今年3月のローズヒルギニー(G1)で見事な復活勝利。クイーンエリザベスSの有力馬に浮上したが、4日に行われたオーストラリアンダービー(G1)では9着に沈んでいる。当てにできない面はあるものの、ハマった時に力はG1級。連闘になるが、参戦する可能性もありそうだ。
一方のダノンプレミアムも「こちらの馬場にも順応しているように感じました」とマクドナルド騎手は好感触。新型コロナウイルスの影響で、日本の競馬がいつ休止してもおかしくはない状況。果敢に海を渡った本馬には、明るいニュースを届けてほしいところだ。