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武豊騎手を巡るコパノリッキーとアウォーディーの「ダート頂上決戦」にも影響が……開催地によって距離が変化するJBCシリーズだからこそ生まれる様々な「ドラマ」

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 そんな中、2005年に名古屋で開催されたJBCスプリントは1400m。当時1400mでは無類の強さを示し、1400mの重賞を連勝中だったブルーコンコルドは「待ってました」とばかりにJBCスプリントで初のG1制覇。本来であれば日本に1400mのG1は存在しないため、過去の1400mのスペシャリスト同様、悲しい定めを負うところだったのだ。

 さらに翌年、今度は川崎競馬場で開催されたJBCスプリントは1600mで行なわれ、なんとその1年だけ「JBCマイル」と名称を変更。めちゃくちゃな話であるが、そのレースを仕留めたのも本格化してマイルをこなせるようになったブルーコンコルドだった。

 その後、ブルーコンコルドは年齢を重ねる度に距離適性を広げ、その次の年にはJBCスプリントではなくJBCクラシックに挑戦。残念ながら4着に敗れたが、最終的にG1を7勝した名馬になった。

 そして今年、またもJBCスプリントの微妙な距離変化によって新たなドラマが生まれようとしていた。

 現在のダート戦線は、先日10日の南部杯を制してG1競走3連勝中のコパノリッキーと、ダート転向後5戦負けなしアウォーディーの「2強」といわれており、この秋に未対戦の2頭がどこで激突するのかが大きな注目を集めている。

 だが、そこには一つ大きな問題があり、2頭の主戦騎手がともに武豊騎手ということで、ますます話がややこしくなっているのだ。

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