真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.10.13 07:31

武豊騎手を巡るコパノリッキーとアウォーディーの「ダート頂上決戦」にも影響が……開催地によって距離が変化するJBCシリーズだからこそ生まれる様々な「ドラマ」
編集部
そんな中、2005年に名古屋で開催されたJBCスプリントは1400m。当時1400mでは無類の強さを示し、1400mの重賞を連勝中だったブルーコンコルドは「待ってました」とばかりにJBCスプリントで初のG1制覇。本来であれば日本に1400mのG1は存在しないため、過去の1400mのスペシャリスト同様、悲しい定めを負うところだったのだ。
さらに翌年、今度は川崎競馬場で開催されたJBCスプリントは1600mで行なわれ、なんとその1年だけ「JBCマイル」と名称を変更。めちゃくちゃな話であるが、そのレースを仕留めたのも本格化してマイルをこなせるようになったブルーコンコルドだった。
その後、ブルーコンコルドは年齢を重ねる度に距離適性を広げ、その次の年にはJBCスプリントではなくJBCクラシックに挑戦。残念ながら4着に敗れたが、最終的にG1を7勝した名馬になった。
そして今年、またもJBCスプリントの微妙な距離変化によって新たなドラマが生まれようとしていた。
現在のダート戦線は、先日10日の南部杯を制してG1競走3連勝中のコパノリッキーと、ダート転向後5戦負けなしアウォーディーの「2強」といわれており、この秋に未対戦の2頭がどこで激突するのかが大きな注目を集めている。
だが、そこには一つ大きな問題があり、2頭の主戦騎手がともに武豊騎手ということで、ますます話がややこしくなっているのだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新「最強マイラー」に降りかかった予想外の火の粉…「名義貸し」の発覚したオーナーは馬主資格をはく奪、不運の名馬トロットサンダー【競馬クロニクル 第41回】
「そういえば、ビリーヴは牝馬やったな」から20年…「JRA賞」の栄誉は孫世代へ
武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
- 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客