JRAモーリス×シーザリオ、ドゥラメンテ×スイープトウショウ! 新種牡馬産駒から「レジェンドクラス」の登場なるか
ドゥラメンテ産駒
■クリーンスイープ(牝、美浦・国枝栄厩舎)
母は末脚を武器にG1競走を3勝したスイープトウショウ、母父はエンドスウィープ。半兄スイーズドリームス、半姉スイープセレリタスがそれぞれJRAで3勝をあげている。
ノーザンファーム早来の佐藤洋輔厩舎長も「以前は動きがもさもさしていましたが、今はしまいまでしっかり脚を使うようになった」とその成長っぷりを明かす。馬名の由来は“圧倒的な勝利”。産駒初となる重賞勝利を狙う。
■スワーヴエルメ(牡、美浦・堀宣行厩舎)
母は重賞4勝を挙げたアイムユアーズ、母父はファルブラヴ。2018年のセレクトセールでは1億9,440万円の高値で落札された。
本馬はダイナカール4×4のインブリード。さらにKingmambo3 x 4、サンデーサイレンス3 x 4も併せ持つ。この濃い血が吉と出るか凶と出るか……。
■リエヴェメンテ(牝、美浦・萩原清厩舎)
母馬は米G1勝ち馬ヒルダズパッション、母父Canadian Frontier。半兄にターフクラシックS(G1)を勝ったヨシダ、半姉にシンザン記念(G3)を勝ったサンクテュエールがいる。
「牡馬と見間違えるくらいの馬」「坂路で15-15でも遊びながら上がってきます」とノーザンファームもその素質を高評価。期待は大きいようだ。
良血と呼ばれる馬を中心に選んでみた。だがその血統の良し悪しだけでは決まらないのが競馬の醍醐味のひとつでもある。ここに名前をあげた馬が2歳戦を牽引するのか、はたまた意外な血統を持つ馬が健闘するのか。今年も若駒たちのデビューが待ち遠しい。