JRA 川田将雅・芝G1「28連敗中」…天皇賞・春(G1)「新兵器」で復活気配エタリオウが記録止める!?
伝統ある春の古馬G1、天皇賞・春が今週5月3日京都競馬場で行われる。
今回は昨年の覇者フィエールマンが参戦し、連覇を阻止すべく多くの長距離巧者たちが顔を揃えた。
G1奪取に燃えるキセキは鞍上を武豊騎手に替え、一方、前回キセキに騎乗した川田将雅騎手は、新たにエタリオウ(牡5、栗東・友道康夫厩舎)とコンビを組むことになった。
「キセキの前走・阪神大賞典(G2)で思うようなレースが出来なかった川田騎手に悔しさが無いといえば嘘になるでしょう。しかし、今回G1であれば、もっと気にしなければいけないことがあると思います」(競馬記者)
川田騎手は、現在芝のG1を28連敗中なのである。
「現在リーディングトップを走る川田騎手は、先週まで連対率.486と高く『勝ち星の近くにいるジョッキー』と言えるのに、なぜかG1勝利に縁がありません。最近はG1どころか、G2・G3でも信頼が揺らぐような騎乗を見せています」(同)
先々週、「皐月賞(G1)のオファーがあったものの関西の騎乗を選択した」という噂を聞いた一部の競馬ファンは、「土日の関西メインで川田騎手が乗る馬に脈アリ」と思い注視していたようだ。
ところが、肝心の土曜のアーリントンC(G3)は5着に。日曜のアンタレスS(G3)は14着で1番人気を飛ばしての惨敗だった。これには、期待したファンも開いた口が塞がらなかっただろう。
「川田騎手は、重賞でのバイオリズムが崩れていますね。かつての戸崎圭太騎手や浜中俊騎手のような『リーディングトップだが、G1がいま一つ』となると、見ているファンにフラストレーションが残ります。ましてや、G2・G3も人気馬であっさり負けるようでは……」(同)
まさに負のスパイラルに迷い込んでしまった川田騎手。今回コンビを組むエタリオウも、決して調子が良いとは言えない。
もともと詰めの甘さで勝てず、16戦して、菊花賞(G1)や日経賞(G2)など重賞も含めて2着が7回もある。勝ったのは、3年前の未勝利戦だけ。「なんとか2勝目を」と願う陣営だが、最近は、この一年で6戦して、2着どころか3着もなし。
この馬も負のスパイラルに迷い込んでいる。
「たしかに結果が出ていませんが、陣営は『原因は気持ちの問題』と分析しています。もともと気難しさがある馬で、近走は最後まで集中して走れていなかったようです」(同)