JRA【京都新聞杯(G2)展望】「6億円」アドマイヤビルゴにC.ルメール「お墨付き」の刺客!? コントレイル&サリオス待つ日本ダービーへ、大注目の一戦!
1600mのデビュー戦こそ5着に敗れたが、距離を1800mに伸ばして仕切り直した未勝利戦は、後に青葉賞(G2)で人気を集めたフライライクバードに1馬身3/4差をつけて快勝。
約3カ月の休み明けとなった前走のつばき賞(1勝クラス)でも、後の毎日杯(G3)3着馬ダノンアレーを抑えての連勝と、マンオブスピリットには京都新聞杯で3連勝を飾っても驚けない下地がある。
騎乗したC.ルメール騎手も「能力があるし、スタミナもありそう。2000mは絶対いける。ルーラーシップ産駒だし、それ以上もたぶん大丈夫」と、この馬の将来性を高く評価。ここでアドマイヤビルゴを破るようなら、ダービーでも面白い存在になる。鞍上は、北村友一騎手になる予定だ。
重賞実績ならファルコニア(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)は一枚上の存在だ。
デビュー2戦こそ2着に躓いたが、3戦目の未勝利戦を快勝すると、続くあすなろ賞(1勝クラス)で連勝。皐月賞の出走権を懸けたスプリングS(G2)では、出遅れながらも4着とあと一歩まで迫った。
1つ上の全兄トーセンカンビーナは青葉賞で大敗しクラシック出走を逃したが、古馬になって今年の天皇賞・春(G1)に駒を進められるまで出世した。弟は兄の無念を晴らして、クラシックへ駒を進めるか。今回が試金石になりそうだ。
他にもすみれS(L)、若駒S(L)2着と勝ち味に遅いが安定感のあるアリストテレス、良血馬のシルヴェリオ、皐月賞を経験したディープボンド、毎日杯(G3)5着があるメイショウダジンなどの伏兵陣も面白い存在。
果たして、アドマイヤビルゴは無傷の3連勝で日本ダービーへ駒を進めるのか。3歳クラシックの行方を大きく占う京都新聞杯は9日(土)の15時35分に発走を迎える。