今週の注目は天皇賞・秋だけではない!過去10年で1番人気が勝ったのは僅かに2回。混戦必至のスワンS(G2)を見逃すな!
マイルCS(G1)の前哨戦として位置づけられたスワンS(G2)。過去10年で1番人気が勝ったのは僅かに2回。6番人気以下の馬が12回馬券圏内を確保するなど、混戦必至と認識されているレースである。
今年も個性豊かな実力馬が出走予定となっており、目の離せないレースとなりそうだ。
注目はサトノアラジン(牡5歳、栗東・池江 泰厩舎)。クラシック制覇も期待されていた逸材だが、気性的な問題もあり思うような活躍ができなかった本馬。好走は見せるものの勝ちきれない競馬が続いていた。しかし今年の京王杯SC(G2)での走りは”覚醒”とも表現できるものであった。ラスト3ハロン32.4秒と鬼脚を披露。後続へ1馬身以上の差をつける圧巻の内容で、待望の重賞勝利を手にしている。
前走の安田記念(G1)は、直線で外から被せられ窮屈な展開になるも4着と掲示板を確保。「才能が開花した」といえる今であれば、2つ目の重賞制覇も決して夢ではない。休み明けを苦にしない点も魅力。1週前追い切りで好時計をマークしている事から状態面は上々の様子で、今回も不安要素は感じられない。菊花賞を制した『池江厩舎・サトノ』コンビが2週連続で躍動するか?
2年以上勝ち星から遠ざかっているものの、今年の安田記念で3着入選。昨年のマイルCS(G1)も2着と実績十分なフィエロ(牡7歳、栗東・藤原英厩舎)も有力な一頭。
昨年の本レースで2着と結果を出しており距離にも不安はない。関係者が常々「京都の良馬場がベスト」と口にしているように、京都コースは9戦して馬券圏内を外したのは僅か1度だけと得意にする舞台。先週の富士S(G3)を制した戸崎圭太騎手とのコンビで、初のタイトルを狙う。
昨年の覇者。アルビアーノ(牝4歳、美浦・木村哲厩舎)も上位争い必至。今年の初戦オーシャンS(G3)は5着。続く高松宮記念(G1)では3着と、牡馬相手に互角の競馬を展開している本馬。短距離路線においては、トップクラスの存在といえるだろう。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- JRA福永祐一ケイティブレイブ「西日で負けた」はサービス精神!?「面白いんじゃないかと……」ネットを炎上させた”言い訳”の真意
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠