JRA【ユニコーンS(G3)展望】今世代は超ハイレベル!? 「ダート3戦3勝」デュードヴァンに「超大物」カフェファラオ&レッチェバロックの三つ巴か
カフェファラオ、レッチェバロック、そしてフルフラットの3頭はいずれも外国生産馬だ。このレースは、過去10年の外国産馬成績が「1-1-0-14」と決して良くない。内国産で有力馬の1頭がタガノビューティー(牡3歳、栗東・西園正都厩舎)だろう。父ヘニーヒューズは昨年の優勝馬ワイドファラオと同じ。また、母父スペシャルウィークは昨年6番人気で3着に入ったダンツキャッスルと同じだ。
母の父がサンデーサイレンス系の馬が、過去10年で「3-2-5-19」と好成績を残している点も心強い。昨年12月には朝日杯FS(G1)で4着に食い込み、芝路線を歩みかけたが、シンザン記念(G3)6着の結果を受け、再びダート路線に方向転換。ここ2戦は、カフェファラオとデュードヴァンにそれぞれ0秒2差で敗れたが、展開次第で逆転は十分可能だろう。
他には、過去10年で「3-0-0-6」と好相性のゴールドアリュール産駒、サトノラファール(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎)、前走初ダートの1勝クラスを7馬身差で圧勝したメイショウベンガル(牡3歳、栗東・松永昌博厩舎)なども出走を予定している。
ダートの素質馬が多く控える今年の3歳世代から新星は誕生するか。今後のダート路線を占うユニコーンSは21日(日)の15時45分に発走を迎える。