JRA“荒治療”で「完全復活」ケイティブレイブ! 帝王賞(G1)は名コンビの「恩返し」に最適な舞台!

 詳細については本サイトをご確認いただきたいのだが、『netkeiba.com』にて連載中のコラム『今週のFace』にてインタビューを受けた杉山調教師はフェブラリーSについて「とにかく、考え得る起爆剤を使って、ちょっと荒療治とも言えるんですけど、いろいろ工夫して臨んだレースでした」と語っている。その一環として、調教を担当助手から長岡騎手に替えたことを明かしているのだ。

 フェブラリーSで起爆剤の効果てき面となったケイティブレイブは、次走のかしわ記念(G1)でも2着に入り完全復活を遂げた。その一方で、長岡騎手は「瀧本オーナーや杉山厩舎の皆様には、こういう舞台に立たせて頂いたことを感謝しています。勝って恩返しをしたかったのですが、勝てなかったことが残念です」と、あと一歩勝利に届かないことを悔しがった。コンビ3戦目となる帝王賞は、3度目の正直といきたいところだろう。

 そんな長岡騎手にとって朗報となるのが、ケイティブレイブの大井適性である。

 これまで大井での成績は【1,3,2,1】と抜群の相性を誇っている。フェブラリーSは過去に17年と18年に出走しているが、それぞれ6着、11着と敗れておりコース適性がなかったように思われる。だが、今年2着に入ったことは今まで以上のデキと判断できるはずだ。そんなケイティブレイブが得意の大井参戦となれば十分に期待できるだろう。

 ケイティブレイブにとっては3年ぶりの優勝、そして長岡騎手にとっては初の重賞制覇がかかる帝王賞。ぜひとも名コンビでダート界を盛り上げる走りを見せてほしいものだ。

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