JRA“どん底”川田将雅「芝G1・33連敗」「重賞17連敗」脱出へ一筋の光。 宝塚記念(G1)ブラストワンピースは「5年前」の再現次第

 ゲート内で大きく立ち上がった隣のゴールドシップをしり目に、大外の16番枠から好スタートを決めたラブリーデイ。最初の直線で2番手につけ、好位からの競馬となった。最後の直線では残り200mで先頭に立つと、後続の追撃を退けて押し切り勝ちを決めた。

 まさに今回のブラストワンピースに求められる理想のレース展開なのかもしれない。川田騎手にとってはラブリーデイの再現をできるかどうかがカギとなるはずだ。

「いい位置につけて、あとはリズムよく運ぶことができました。この馬にとっても終始いい流れでした。道中は手応えよく、馬場もこなしてくれました」

 5年前の川田騎手のコメントだ。これをもう一度、聞けることに期待がかかる。

 勝つための条件が整ったブラストワンピース。重賞の連敗脱出に一筋の光が差し込んだ川田騎手。揃って春のグランプリで復活を遂げることができるだろうか。

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