JRA C.ルメール「大ブレーキ」で川田将雅に逆転チャンス!? 「どうしてか、よくわからない」得意の函館見参も1番人気「11回」で1勝止まり……

「フットワークがあまりよくなかったし、最後も反応していません」

 5日に行われた巴賞(OP)で1番人気のレッドサイオンに騎乗したC.ルメール騎手だったが、中団から伸びを欠いて7着に惨敗……レース後には「どうしてか、よくわからないですね」と首を傾げる他なかったようだ。

 近年、夏の北海道競馬といえばルメール騎手の庭だ。自他共に「暑いのが苦手」と認めるフランス人騎手は、2015年にJRAの通年免許を獲得してからというもの、夏は北海道開催で勝ち星を荒稼ぎ。昨年も函館で驚異の3着以内率74.4%を叩き出すと、札幌では開催1日を残して、早々に開催リーディングを決めてしまった。

 そんなルメール騎手だが、先週は大きく精彩を欠いてしまったようだ。

「先週、今年初めてルメール騎手が函館に参戦するとあって、大きな注目を集めていたんですが、まさか土日合計で1勝に終わるとは……。関係者の間でルメール騎手の北海道での荒稼ぎぶりは有名で、今年も各陣営がルメール騎手の遠征に合わせて有力馬を用意していたんですが、1勝止まりでは不完全燃焼と述べざるを得ません」(競馬記者)

 実際に先週、土日とも函館で合計14鞍に騎乗したルメール騎手だったが、1番人気が11回と有力馬が集中。しかし、結果は【1.4.1.8】と散々で、得意の函館で勝率7.1%と大きく出遅れた。

「メインの巴賞のトーラスジェミニを始め、先週の函館は逃げ切りが多発する馬場でしたが、ルメール騎手は尽く中団や後方から競馬して届かないといった結果でした。中には積極的に早めに仕掛けたレースもあったんですが、逆にオーバーペースになって失速するシーンも……。珍しくチグハグな感が拭えない1週間でしたね」(同)

 一方、この機に乗じたのが、リーディングを争う川田将雅騎手だ。

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