JRA藤沢和雄厩舎「遅れてきた大物」が壮絶な困難乗り越え3連勝! 2歳時早期入厩も「骨折→長期休養→未勝利大敗→去勢」からの快進撃!
しかし、半信半疑の復帰戦でレッドアルマーダは2馬身差をつけ完勝。骨折から実に2年以上の月日が流れていたが、陣営は判断が正しかったことを証明して見せた。
6月には再び1勝クラスを快勝。今度は1番人気に応えたもの。そして26日の2勝クラス(HTB賞)をあっさり突破。場合によっては、レッドアルマーダはすでに引退していてもおかしくなかったはずだったが、根気強く復帰に導いた関係者の苦労が報われた格好だ。
「入厩直後の骨折や外厩での長期にわたる調整などもあって、多くのファンはレッドアルマーダの活躍を諦めていたはずです。それでも藤沢調教師はそのポテンシャルを信じて、4歳春まで我慢しました。そして3連勝で出資者に報いたことはさすがの一言です」
次走は8月29日に札幌で行われる「オホーツクS(3勝クラス、芝2000m)」が候補に挙がっている。デビューすら危ぶまれたレッドアルマーダのサクセスストーリーはまだ始まったばかりだ。