JRAデアリングタクト「+24kgデブ化」不安説を一蹴!? 秋華賞(G1)直行は調整遅れでなく、リスグラシューを超える名牝の証か
リスグラシューの馬体重は、デビュー時の432キロから引退レースの有馬記念(G1)では468キロまで増加。ラッキーライラックも480キロから現在では524キロまで成長している。どちらもデビュー時と比較すると、30キロ以上も馬体重が増えているのだ。
2頭に共通するのは、夏を越して秋初戦で馬体重が2桁増となっていることである。それをきっかけにして、エリザベス女王杯(G1)を優勝。その後、リスグラシューはG1・3連勝、ラッキーライラックも大阪杯(G1)を牡馬相手に制した。
同じようにデアリングタクトも、この夏に大きく成長を遂げている可能性があるかもしれないというわけだ。上記2頭が4歳シーズンで飛躍したことを考えると、デアリングタクトはそれ以上の大器といえるだろう。もし、大きく馬体を増やした状態で秋華賞を勝つなら、3歳牝馬の枠にとらわれず、アーモンドアイやコントレイルを脅かすことになるはずだ。
デアリングタクトの“一回り以上”大きくなった馬体は、名牝への階段を着実に上っている証明なのかもしれない。