JRAスプリンターズS(G1)栗東・美浦直通(秘)トーク!! グランアレグリア×ルメールの信頼度は? 「アノ陣営」の不穏な話も……
今週末に中山競馬場で開催されるスプリンターズS(G1)。今年も秋の短距離王の座を狙い、名うてのスプリンターたちがここを目標に牙を研いできた。今回は、編集部に届けられた出走馬の注目情報を公開! 馬券検討の一助になれば幸いだ。
夏に調子を上げているレッドアンシェル(牡6、栗東・庄野靖志厩舎)はG1初制覇を狙う。
今年は始動戦のシルクロードS(G3)18着、2戦目の京王杯スプリングC(G2)11着といきなりコケてしまった。だが、7月にCBC賞(G3)を3着で終えると、北九州記念(G3)では8番人気ながら優勝。逃げた春のスプリント王モズスーパーフレアを最後の直線で捉え、見事勝利を収めた。
「前走から付けたブリンカーがハマりましたね。そのおかげでレースに100%集中して臨めるようになったそうです。今回はリフレッシュ放牧から帰厩しての挑戦。攻め馬も順調に消化していて、スタッフは『前走もデキが良かったですが、そのときと同じ感じ』と語るなど状態もよさそうです。
レッドアンシェルはレースが上手いタイプ。管理する庄野師は『馬場状態はどんな感じでもこなしてくれる』と話し、『G1戦線に向かうことができたので、いい結果を期待したい』と前を向いていました」(栗東関係者A)
今回、鞍上は福永祐一騎手からM.デムーロ騎手にチェンジ。デムーロ騎手の手綱さばきにも注目だ。
昨年末からスプリント戦で才能が開花したライトオンキュー(牡5、栗東・昆貢厩舎)も怖い。
昨年末の京阪杯(G3)で古川吉洋騎手を背に重賞初制覇を達成。今年初戦の函館スプリントS(G3)こそ6着だったが、UHB賞(OP)を勝ち、キーンランドC(G3)でも2着と結果を出している。
「最終追い切りは古川騎手を背に、栗東の坂路で4ハロン54秒3、ラスト12秒4をマーク。あまり負荷はかかっていませんでしたが、昆師は『1週前の追い切りできっちりと仕上がった』と明かし、『力をつけた今ならスピード勝負にも対応できる』と自信をのぞかせていました。
また、前走のように外をスムーズに進んでも、『差されてしまう。馬混みで脚をためたい』と作戦を教えてくれました。今回、ライトオンキューは3枠6番と内目の枠を引いています。師の策がバッチリ決まるかも!?」(栗東関係者B)
乾坤一擲の走りを見せるか。
ミスターメロディ(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)は福永祐一騎手とコンビ再結成で大舞台に挑む。
昨年の高松宮記念(G1)覇者。その後、しばし低迷していたが、今年の安田記念(G1)は11着に終わったものの、前哨戦のセントウルS(G2)では3着と久々に馬券圏内に入る好走を見せた。
「休み明け、1戦叩いたので稽古でも弾むようなフットワークを見せるようになりました。間違いなく状態面での上積みはあると見ていいでしょう。ただ典型的なサウスポーなのが痛い。『右回りだと手前を替えない。ずっと同じ手前で走るから疲れた時にフラフラするんだよ』とスタッフはこの条件では決め手を欠くと話していましたね。
また他の関係者は『祐一は慎重に乗るんじゃないかな。短期間での騎乗停止はコントレイルの菊花賞(G1)に関わるし』とポツリとこぼしていましたよ」(栗東関係者C)
インディチャンプが回避したことで福永騎手とコンビを再結成することになったミスターメロディ。それが仇となる可能性も出てきた!?