JRA”無双中”C.ルメールに「G1・隔離」の危機!? アーモンドアイ、グランアレグリア、サリオス……お手馬充実も、意外な「落とし穴」

 前走で糸魚川特別(2勝クラス)を勝ったレイパパレ、小牧特別(2勝クラス)を勝ったアリストテレスの収得賞金はともに1500万円。そのため、前者は3/6、後者は4/6の抽選を突破しなければ、G1への出走が叶わないのだ。

「ルメール騎手は今年の3歳世代で有力なお手馬がいないため、チャンスがありそうな上がり馬に騎乗することになったようです。2頭ともノーザンファームの生産馬ということで、リーディングジョッキーを配するということは、かなり期待されているはずです。

秋華賞は春にコンビを組んでいたサンクテュエールも登録しているので、レイパパレが抽選に漏れたとしてもこちらに騎乗するかもしれません。ただ、菊花賞はアリストテレスが抽選に漏れたら騎乗馬なしの可能性も高そうですね。

また、サンクテュエールとレイパパレはどちらもノーザンファームの生産。桜花賞(G1)とオークス(G1)でルメール騎手が騎乗したサンクテュエールよりも、レイパパレの方が序列で上にいるという見方ができますね。コントレイル、デアリングタクトは非ノーザン系なので、ノーザンファームとしても最後の1冠はなんとしても死守したいはずです」(競馬記者)

 ちなみにルメール騎手は15年のJRA通年免許取得から、3冠レースで馬券に絡まなかった年はなかった。だが、今年はサトノフラッグで挑んだ皐月賞の5着が最高。秋華賞と菊花賞の結果次第では、記録が途切れるかもしれない。

 それを阻止するためにも、まずは2頭が抽選突破することが重要となるだろう。

 ただ、この2週間を乗り切れば、アーモンドアイ、グランアレグリア、サリオス、カフェファラオなど有力馬がスタンバイしている。ルメール騎手にとって、秋の正念場は秋華賞と菊花賞の抽選となりそうだ。

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