もう1頭の“ジャパン”がイギリスで再始動。JRA「超大物」2歳の兄を世界の名門厩舎も絶賛! 大物オーナー「最も勝ちたいレース」の実現へ
「まだ1戦しかしていないので、能力は未知数というのが正直なところです。ただ、1歳下の全弟ランドオブリバティは日本でデビュー2連勝を飾っています。社台ファームの吉田照哉代表がデビュー前から『今年のディープインパクト産駒の男馬では一番』と発言していたほどの逸材です。その兄ということで海外でも活躍することに期待したいですね」(競馬記者)
今年の仏オークス(G1)をファンシーブルーが勝利。また、サクソンウォリアー、スタディオブマンなどのG1馬も同じくディープインパクト産駒である。サトノジャパンはデビュー戦、次走ともにオールウェザーの出走だが、欧州の芝にも対応できる可能性が高いだろう。
サトノダイヤモンドで凱旋門賞(G1)に挑戦した際に、『JAR-VAN』のインタビューで里見オーナーは海外挑戦への想いを語っている。詳細については本サイトをご確認いただきたいのだが、海外競馬への野望について「それは大いにありますよ。来年もできればドバイやイギリス、さらに凱旋門賞などに行きたいと思っています」と話した。また、凱旋門賞についても「最も勝ちたいレース」と意欲を見せていた。
欧州では最強女王エネイブルの引退が発表され、ひとつの時代が終焉を迎えた。新たな王者の座を目指す戦いに、サトノジャパンも参戦することになる。
日本を代表する馬になってほしいという想いで、名付けられたサトノジャパン。過去にサトノクラウンで香港ヴァーズ(G1)を制した里見オーナーの次なる野望、欧州でのビッグタイトル獲得となるだろうか。